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コラム2021年9月8日

【本日のマーケット】9月8日(水)

9月8(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは続落。ボーイングは787(ドリームライナー)の納入が少なくとも10月下旬まで停止したままの公算が大きいと報じられ、下落。一方、ウォルト・ディズニーは「シャン・チー テン・リングスの伝説」が、米国のレイバーデーの祝日を含む連休に公開された映画の興行収入で過去最高を記録したことで買われた。NYダウは前日比269ドル(0.76%)安の35,100ドル。ナスダックは4日続伸。テスラはドイツのベルリン近郊にバッテリー工場を建設するが、ドイツ政府が補助金約10億ユーロ(約1,300億円)を計画していると報じられ、上昇。NASDAQ総合指数は前日比10ポイント(0.07%)高の15,374ポイント。S&P500指数は前日比15ポイント(0.34%)安の4,520。

本日の東京市場は、NYダウが下落となったことや、昨日まで7日続伸となっていたことを受け、利食い売りが先行して96円安と反落でのスタート。その後は押し目買いから徐々に値を戻し、買戻しを誘い3万円の大台乗せとなった。後場寄り後には上げ幅を縮めたが、3万円の大台を割ることなく推移。14時過ぎからは、今週金曜日に控えるメジャーSQを前に買戻しの動きが活発化となり、上げ幅を拡大し8連騰となった。大引けの日経平均は265円高の3万181円。売買代金は膨らみ、3兆6,724億円。TOPIXは16ポイント高の2,079ポイント。

新興市場は共に上昇。JASDAQ平均は反発。太陽光発電関連のウエストHDが大幅高となり、リチウムイオン電池用セパレーターのニッポン高度紙と正極材料の田中化研も高い。一方で、Mipoxとシンバイオ製薬、東洋合成は反落。マザーズ指数は3日続伸。直近新規公開株のモビルスが買われ、リチウムイオン電池に使われる電解銅箔の日本電解はストップ高となった。HENNGEが反発。対して、グローバルウェイは信用取引規制で売られた。

チャート上では、前日のローソク足を包み込む抱き線。大陽線を引き、3万円の大台回復となり地合いの強さを感じさせる。一方で、短期急騰で過熱感もあり、この日の25日移動平均線からの上方乖離は7.48%と一段と過熱感も。

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SBG大逆襲!2日で21%高
日本証券新聞9月9日(木)紙面1面TOP記事掲載

自社株買い再開に期待、日経平均下落“主犯”の行方は

ソフトバンクグループ(9984・日足)

ソフトバンクグループ(SBG、9984)の逆襲”とも言うべきここ一両日の相場展開。7日の9.8%高に続いて8日も一時10.6%高となり、連日で日経平均を100円以上押し上げた。

8日の手掛かりは、米Tモバイル(旧スプリントと経営統合)株の一部現金化合意(Tモバイルの親会社・ドイツテレコムへの売却)だ。かつてSBGのMBO(経営陣の参加する企業買収)の可能性を最初に唱えたSMBC日興証券は「ベストシナリオではないがポジティブ」とした。野村証券は「資産の現金化がさらに進展」などとし、目標株価を小幅に引き下げつつも「株価は割安な水準」としている。証券各社でも目標株価(1万2,700円)の高さが際立つクレディ・スイス証券は、「印象はニュートラル」ながら、「今後の保有株式のエグジットによる株式還元の織り込みを論点とする当社見解に沿った内容」と評する。

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今日の市況概況
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9月8日(水)☆[概況/大引け]

日経平均は8連騰で3万円回復。ソフトバンクGやレーザーテック、レノバが好調継続。トヨタの車載電池投資計画で戸田工業が急騰

大引けの日経平均は265円高の3万181円、TOPIXは16ポイント高の2,079ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,599、値下がり銘柄数は474。出来高は13億2,022万株、売買代金は3兆6,724億円。
日経平均は8日続伸となり、終値では4月5日以来となる3万円乗せとなった。

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