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コラム2021年9月22日

【本日のマーケット】9月22日(水)

9月22(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは 4日続落。反発して始まったが、中国恒大集団への警戒感と22日のFOMCの結果判明を控え、様子見姿勢となった。ディズニーは最高経営責任者(CEO)が映画やテレビ番組の新作で制作に遅れが出ているため、動画サービスの伸び鈍化を予想したことで売られた。NYダウは50ドル(0.15%)安の33,919ドル。ナスダックは反発。テスラやモデルナが買われた。NASDAQ総合指数は前日比32ポイント(0.22%)高の14,746ポイント。S&P500指数は前日比3ポイント(0.08%)安の4,354。

本日の東京市場は、続落でのスタート。中国恒大集団の利払いが23日に控えているため警戒感が強まった。中国恒大集団が23日の社債利払いを行うと発表したことを受けて、10時30分過ぎに日経平均は一時小幅高となる場面もあったが、買いが続かず様子見となった。明日の祝日や、米FOMCを今夜に控えているため、積極的にポジションも取りづらく模様眺めの1日となった。大引けの日経平均は200円安の2万9,639円。売買代金は2兆8,901億円。TOPIXは21ポイント安の2,043ポイント。

新興市場も共に続落。JASDAQ平均は0.51%の下落。フェローテックやシンバイオ製薬、ウエストHDが売られた。一方、大谷工業は自己株消却を発表しストップ高。太洋物産とSEMITECは大幅高。マザーズ指数は0.96%の下落。Birdmanは信用取引規制で反落。FRONTEOやBASE、Enjinが下落。対して、インテMは3日連続ストップ高。Web型電子カルテのソフトマックスは厚労省が23年1月の処方箋電子化方針で思惑買い。

チャート上では、昨日に続き下放れの陰線。急騰局面の9月6日から7日にかけて空けた窓を埋めた格好。

ナイトセッションの日経平均先物は、18時現在2万9600円台での推移となっている。

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鈴木一之 マーケットレポート 調整ムードの背景に過熱感
日本証券新聞9月24日(金)紙面1面記事掲載

「強い銘柄」の押し目を狙う

鈴木一之です。連休明け、日経平均が3万円の大台を割り込みました。菅政権の退陣表明から始まった変化への期待、閉塞感の打開から株式市場は2週間近くにわたって31年ぶりの高値に駆け上がりましたが、それがいったん冷や水を浴びせかけられています。

きっかけはかねて指摘されていた中国の不動産融資問題です。市場の焦点である不動産大手の恒大グループは2兆元近い負債総額を抱え、200億ドルに上るドル建て社債が利払いをきちんと果たせるのか、あらためて不安視されるようになりました。

この問題は突如として浮上したわけではありません。1カ月以上にわたってニュースの端々に上っていました。中国政府はネットサービスや学習塾、ゲーム業界など自国企業に対して厳しい規制・監視を強めていましたが、同じように野放図な借金の増加、不動産融資も監視の強化対象としていました。

現在のマーケットでは、AIのアルゴリズムが全世界の金融市場に張り巡らされ、金利差のわずかな変化にも目を光らせています。恒大グループのデフォルトリスクにまるでノーマークだったということは考えられません。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月22日(水)☆[概況/大引け]

中国恒大集団が23日の利払いを発表したが、日経平均への買いは続かず。中国関連の機械と商社が下落し、海運と不動産は上昇

大引けの日経平均は200円安の2万9,639円、TOPIXは21ポイント安の2,043ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は1,847。出来高は12億359万株、売買代金は2兆8,901億円。
日経平均は続落。中国恒大集団が23日の利払いを発表し、日経平均は一時上昇した場面もあったが買いが続かなかった。

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