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コラム2021年10月18日

【本日のマーケット】10月18日(月)

10月18(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは続伸。9月の小売売上高が前月比0.7%増と、市場予想の0.2%減を覆し増加した。ゴールドマン・サックスはM&Aのアドバイザリー手数料と株式トレーディング収入が増加し、利益が66%増となったことで買われた。アルコアはアルミ価格の上昇で決算がアナリスト予想を上回り、復配と自社株買いを発表したことも好感された。NYダウは382ドル(1.09%)高の35,294ドル。ナスダックは3日続伸。アマゾンやテスラが買われ、証券取引委員会(SEC)がビットコイン先物ETF(上場投資信託)を承認する見込みと報じられ、コインベースが上昇。NASDAQ総合指数は前日比73ポイント(0.50%)高の14,897ポイント。S&P500指数は前日比33ポイント(0.75%)高の4,471。

本日の東京市場は、前週末の米国市場高を受けてプラス圏でのスタートとなったが、直ぐにマイナス圏に沈んだ。先週急騰を見せ2万9000円を回復したことから利食い売りが先行しやすく、また、本日は中国で7~9月期GDP速報や9月の鉱工業生産と小売売上高が発表されることから様子見姿勢となった。一時、プラス圏となる時間帯も見られたが、先週末終値を挟んでの動きに終始。9月14日の取引時間中の高値3万795円から、10月6日の取引時間中の安値2万7,293円に対する半値戻りの2万9,044円を達成したことで、強弱感が対立する格好となった。大引けの日経平均は43円安の2万9,025円。売買代金は2兆5,295億円。TOPIXは4ポイント安の2,019ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQ平均は3日続伸。ウエストHDが続伸となり、ユニバーサルエンターが急騰。木材のプレカット加工のCSランバーは第1四半期が好決算でストップ高。一方で、出前館は4日続落となり、AFC-HDは今期業績予想を未定としたため急落。マザーズ指数は反落。ビザスクは赤字決算で売られ、バリュエンスが反落。対して、エネチェンジは不動産向け電力切り替え事業者の買収で上場来高値。ココナラは赤字予想だが上昇となった。

チャート上では、一目均衡表の基準線近辺での動き。上下にヒゲを引き実体線の短い陰線。25日移動平均線(2万9,271円)が目先の目標値。

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「若い社長の企業」が狙い目 東海東京 仙石誠氏語る
日本証券新聞10月19日(火)紙面1面TOP記事掲載

コロナ禍にも対応して好業績 スノーピーク、神戸物産…

日本株の上昇基調は変わらず、狙いは若い社長・CEO(最高経営責任者)のいるグロース企業――。東京東海調査センターの仙石誠テクニカルアナリスト・ストラテジスト(写真)はこのほど、メディア向け勉強会でユニークな調査結果を披露した。

仙石氏は日本経済の正常化で、今後本格化する中間決算が悪くない見込みであることに加え、需給面でも、先物を売っていた海外投資家の買い戻しや自社株買いの回復が期待され、「株価はもう一度高値を奪回する可能性が高い」と予測。年末に日経平均株価3万2,000円程度、年度末に3万3,000円程度まで狙える環境だという。物色的にはバリュー株が引っ張るとみている。

その中でも注目が若いCEO(最高経営責任者)の企業。東証1部のCEOの平均年齢は60.6歳で前年より0.2歳若返った。コロナ禍だったこともあり、世代交代はそれほど進まなかった。

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今日の市況概況
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10月18日(月)☆[概況/大引け]

小反落。選挙期間中の株高期待に対して、原材料高による収益圧迫を警戒。トヨタや石油関連、非鉄は買われた

大引けの日経平均は43円安の2万9,025円、TOPIXは4ポイント安の2,019ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,125、値下がり銘柄数は985。出来高は10億849万株、売買代金は2兆5,295億円。
日経平均は小反落。9月14日の取引時間中の高値3万795円から10月6日の取引時間中の安値2万7,293円に対する半値戻りの2万9,044円を朝方に達成したことで、強弱感が対立した。

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