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コラム2021年10月20日

【本日のマーケット】10月20日(水)

10月20(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは反発。ジョンソン&ジョンソンは第3四半期決算の利益がアナリスト予想を上回り、通期の調整後1株利益予想を上方修正したことで買われた。NYダウは198ドル(0.56%)高の35,457ドル。ナスダックは5日続伸。コインベースやマラソン・パテントが買われ、アップルとフェイスブックも高い。NASDAQ総合指数は前日比107ポイント(0.71%)高の15,129ポイント。S&P500指数は前日比33ポイント(0.74%)高の4,519。

本日の東京市場は、前日の米国市場高を受けて大きくギャップアップでの寄付き。10時前には273円高の2万9,489円まで上昇を見せ、節目の2万9,500円寸前まで迫った。その後は伸び悩みとなり、2万9,300円~200円台での推移となった。11時過ぎから急速に上げ幅を縮めた背景には、中国の中堅不動産会社、新力控股(シニック・ホールディングス)が債務不履行となったため、中国恒大集団に対する不安感も指摘された。終始プラス圏を維持し、25日移動平均線(2万9,177円)をクリア。大引けの日経平均は40円高の2万9,255円。売買代金は2兆7,099億円。TOPIXは1ポイント高の2,027ポイント。

新興市場は共に小幅反落。JASDAQ平均は5日ぶりに小反落。フェローテックやテセック、東洋合成が売られた。一方でCSランバーは大幅続伸。マザーズ指数は小反落。オンコリスは中外薬とのライセンス契約解消でストップ安。BASEやメドレーが売られ、Birdmanが大幅安。対して、メドレーはクレディスイスが新規に強気判断で買われた。FRONTEOは医学論文探索AIの提供が材料視され上昇。グローバルウェイは3日連続のストップ高。

チャート上では、陰線となるも25日移動平均線(2万9,177円)をクリア。終値で25日線を上回るのは9月29日以来、3週間ぶりのこと。

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強気派?弱気派? エコノミストの視点とは
日本証券新聞10月21日(木)紙面1面TOP記事掲載

第一生命経済研究所・藤代氏VSニッセイ基礎研究所・井出氏

米国株高を受けた20日の日経平均は一時273.59円高。フシ目の2万9,500円まで「あと10.89円」に迫ったが、朝方の買い一巡後は急速に伸び悩んだ。春先や9月に続く「3万円復帰」への道は遠いのか。ここでは、同じ19日付で、大手生保系シンクタンクから競うように出された“2つのレポート”に注目を寄せてみたい。

第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは、毎日発行している「マーケットフラッシュ」で、「少し明るくなってきた日本株~日経平均は3万円回復~」として、先行き12カ月の見通しを3万円程度から3万1,500円程度に引き上げている。これに対し、ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストのレポートは「日経平均3万円回復は来年以降に持ち越しか」というもの。一見すると真逆の方向性となる。

両氏とも本紙でおなじみ、当代一流の著名エコノミストであり、“宿命のライバル対決”的な面白おかしい取り上げ方は避けたいが、それでは両者の視点はどこが違っているのだろうか。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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10月20日(水)☆[概況/大引け]

伸び悩み、もみ合い。ソフトバンクGと旅行関連は高いが、海運と任天堂が売られ、半導体関連は朝高後一服

大引けの日経平均は40円高の2万9,255円、TOPIXは1ポイント高の2,027ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は790、値下がり銘柄数は1,280。出来高は11億1,780万株、売買代金は2兆7,099億円。
日経平均は10時前に付けた273円高の2万9,489円を高値に伸び悩んだ。
9月14日の取引時間中の高値(3万795円)から10月6日の取引時間中の安値(2万7,293円)までの下げ幅3,502円に対して、エリオット波動で使用される61.8%の戻り(2万9,457円)の水準まで戻したが、戻りに一服感が出た様子。

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