11月25日（木）のマーケット 
前日の米国株式市場でNYダウは反落したが、感謝祭の祝日を控え、買い戻しが入り、下げ幅を縮めた。週間の新規失業保険申請件数が前週比7万1千件減の19万9千件と、1969年11月中旬以来52年ぶりの低水準となった。10月の個人消費支出は前月比1.3％増と、9月の0.6％増から伸びが加速し、市場予想の1.0％増も上回った。経済指標を受けて、10年債利回りは序盤に上昇したが、手仕舞いの動きでその後は低下し、0.03％低下の1.63％。長期金利の低下を受け、金融株が下落し、ハイテク株は買われた。NYダウは9ドル（0.03%）安の35,804ドル。ナスダックは反発。半導体関連のエヌビディアとAMDが買われ、バイオ関連のロンジェベロンが大幅高。NASDAQ総合指数は前日比70ポイント(0.44％)高の15,845ポイント。S＆P500指数は前日比10ポイント(0.23％)高の4,701。
本日の東京市場は、米国長期金利が上昇一服となったことでナスダックも反発となり、日経平均も反発でのスタート。米国で半導体関連が買われたため、レーザーテックや東京エレクトロンが反発。終始堅調展開となったが、2万9,500円水準では上値が重くなった。特に、後場からは値動きが乏しく米国の感謝祭の祝日を控えて上げ幅は限定的。様子見姿勢が強まり、値幅は50円ほどと狭いレンジでの推移となった。大引けの日経平均は196円高の2万9,499円。売買代金は2兆1,145億円。TOPIXは6ポイント高の2,025ポイント。
新興市場は共に続落。JASDAQではシンバイオ製薬が大幅安となり、ジェイテックとメディシノバは大幅反落。対して、ウエストＨＤとフルヤ金属は買われ、Ｊ・ＴＥＣは他家培養表皮の治験計画届書を提出したと発表したことで上昇。マザーズでは、ニューラルポケットがみずほ証券による投資判断引き下げで下落。ＣＣＴは信用取引規制で一時ストップ安。一方で、そーせいが続伸となり、ＦＲＯＮＴＥＯはＡＩ関連事業計画で注目された。
チャート上では、昨日下抜けした25日移動平均線(2万9,353円)を大きく上回り、5日移動平均線（2万9,584円）で頭を抑えられた形。早晩にここを上抜けたいところ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【“12月高習性”銘柄を探せ!米感謝祭休暇経て年末モードに 12月「17勝1敗」2銘柄に注目】
日本証券新聞11月26日（金）紙面1面TOP記事掲載
ミネベアミツミに続けるか
タカショー(7590・日足)
25日の東京市場は前日急落の反動から主力株中心に反発歩調。もっとも25日の米国市場は感謝祭で休場、26日も午後1時(日本時間27日午前3時)までの短縮取引とあって、様子見ムードは否めない。クリスマスまで残り1カ月を切り、そろそろ年末モードに移行していくタイミング。ここでは恒例の12月高習性銘柄について取り上げてみたい。
本紙ではこのところ毎月、過去の値動きをもとに「○月に上がりやすい銘柄」を紹介してきた。少々手前味噌となるが、チャート付きで取り上げた銘柄の当該月の実績を挙げておくと…。
・・・続きは紙面・Digital版で！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
11月25日（木）☆[概況/大引け]
反発したが米感謝祭を控え、上値は限定的。塩野義や電鉄が買われ、ANAはCB発行で下落
大引けの日経平均は196円高の2万9,499円、TOPIXは6ポイント高の2,025ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,013、値下がり銘柄数は1,073。出来高は9億5,984万株、売買代金は2兆1,145億円。
米国長期金利の上昇一服を受けて、日経平均は反発したが、米国の感謝祭の祝日を控え、上げ幅は限定的だった。
詳しくはコチラ