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コラム2022年8月8日

【本日のマーケット】8月8日(月)

8月8(月)のマーケット                                                                   

8月5日の米国株式市場でNYダウは小反発。7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比52万8千人増と市場予想の25万人増加を大幅に上回った。景気に対する不安は後退したが、FRBが積極的な利上げを続けるという見方から金利が上昇し、ハイテク株は売られた。金利上昇を受けて、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカが買われた。一方、クラウド・コミュニケーション・プラットフォームを提供しているトゥイリオは第3四半期の業績見通しがアナリスト予想を下回ったため売られた。NYダウは前日比76ドル(0.23%)高の32,803ドル。ナスダックは3日ぶりに反落。テスラが売られ、AMDやエヌビディアが安い。ロボット掃除機「ルンバ」を製造販売しているアイロボットは、アマゾンが買収すると発表したことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比63ポイント(0.50%)安の12,657ポイント。S&P500指数は前日比6ポイント(0.16%)安の4,145。

好決算銘柄が買われ、日経平均は4日続伸。プライム市場では、レーザーテックとスズキは決算を好感された。キヤノンは自社株買い発表を、ラウンドワンは1対3の株式分割を歓迎。フィールズは大幅減益だったが下期のパチンコ・パチスロ機について予定台数の計画を上回る販売を見込んでいるためストップ高。日本冶金工は通期予想を開示し、三井松島は通期の業績・配当予想を大幅増額しストップ高。オプトランは4~6月期が大幅増益でストップ高。海運と損保は安い。

スタンダード市場はもみ合い。ハーモニックや東映アニメ、出前館が売られ、共栄タンカーとタカトリが大幅安。BBタワーは上期営業赤字で下落した。直近新規公開株の日本ビジネスシステムは続落となった。一方、アートスパークは自社株買いの発表で大幅高。仏壇のはせがわは通期予想を減益から増益に上方修正し買われた。

グロース指数は続落となった。すららネットは通期予想を下方修正したため急落した。JIGSAWは4~6月期の伸び率鈍化で大幅安。M&A総研が反落。シンバイオ製薬はストップ高となり、直近新規公開株のHOUSEIとクラシコムが買われた。

チャート上では、2万8000円台をキープし陽線。5日移動平均線(2万7938円)上での推移となっており、3月高値(2万8338円)と6月高値(2万8389円)が意識される水準となった。

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注目記事 Pick up
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焦点は決算 「進捗率」に注目
日本証券新聞8月9日(火)紙面1面TOP記事掲載

レーザーテック好決算人気も安心材料に

8日の日経平均は朝安後に切り返して4日続伸。一時2万8,279.12円(103.25円高)まで買われ、“関門”に挑む展開。3月29日の「2万8,252.42円」、6月9日の「2万8,246.53円」(ともに終値ベース)で押し戻されており、ここを突破できるか正念場となっている。

市場の安心感を誘っているのが、連日高水準の発表が続く4~6月期の決算内容だ。7日付日本経済新聞が「業績上方修正1兆円に迫る」などと伝えている通り。下方修正の目立つ米国企業とは好対照を成している。

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今日の市況概況
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8月8日(月)☆[概況/大引け]

好決算銘柄が買われ、日経平均は4日続伸。レーザーテックとスズキが買われ、三井松島はストップ高。フィールズは大幅減益だったが下期に期待

大引けの日経平均は73円高の2万8,249円、TOPIXは4ポイント高の1,951ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は894、下落銘柄数は867。出来高は11億2,335万株、売買代金は2兆7,090億円。
好決算銘柄が買われ、日経平均は4日続伸。

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