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コラム2022年8月15日

【本日のマーケット】8月15日(月)

8月15 (月)のマーケット                                                                   

8月12日の米国株式市場は上昇。7月の輸入物価は前月比1.4%下落(市場予想は1.0%減)と7カ月ぶりに下落した。前年同月比は8.8%上昇(市場予想9.4%上昇)。8月のミシガン大学消費者信頼感指数は55.1と7月の51.1から上昇し、市場予想の52.5を上回った。消費関連が買われ、ディズニーやホームセンターのロウズが高い。NYダウは前日比424ドル(1.27%)高の33,761ドル。ナスダックでは、生活用品小売チェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンドが買われた。NASDAQ総合指数は前日比267ポイント(2.09%)高の13,047。S&P500指数は前日比72ポイント(1.73%)高の4,280。

日経平均は大幅続伸で昨年末の水準を上回った。4~6月実質GDPが年率2.2%増と市場予想の2.5%増を下回ったが、コロナ禍前2019年10~12月期の水準をわずかながら超えたことも好感された。プライム市場ではソフトバンクGが買われ、第一三共は抗がん剤技術について、仲裁判断が米シージェンの主張を退けたため急騰した。リブセンスは通期営業赤字予想を黒字予想に上方修正しストップ高。Wスコープが大幅高で、ギフティはストップ高。一方、海運は売られ、リクルートが安い。

スタンダード市場では、フェローテックとJトラストが好決算で通期予想を上方修正したことで買われた。REMIXは第1四半期が大幅減益だったが、アク抜け期待で上昇。ガーラは第1四半期の黒字転換を好感。一方、コメ兵は第1四半期が大幅増益だったが好材料出尽くし感で急落。

グロース市場では、サンウェルズが大幅続伸となり、トレンダーズは好決算で中期経営計画の目標の前倒し達成を目指すと発表したため、ストップ高となった。メドレーは上期の営業利益が通期計画を超過したことで急騰した。クラウド会計ソフトのフリーは赤字決算で大幅安。

チャート上では、連日のギャップアップで陽線を引き、2万9000円目前まで上昇。3月高値(2万8338円)と6月高値(2万8389円)のダブルトップを抜き、勢いがついた格好。2日間で1,052円超の上昇となっただけに、テクニカル面では過熱感も感じられる。

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自社株買い銘柄に再度注目
日本証券新聞8月16日(火)紙面1面TOP記事掲載

SBG4月高値肉薄の意味するものは…

前週末の米国株高を受けた日経平均は一段高。1月5日(年初来高値=2万9,332.16円)以来となる2万9,000円まで100円余りに迫る場面があった。前週の米CPI(消費者物価指数)への懸念払拭を機に、市場マインドの針は大きく強気に振れているようだ。とはいえ、このまま行け行けドンドンの展開を読むには危うさもはらむ。

15日の値動きで象徴的とも言えるのがソフトバンクグループ(SGB、9984・P)だろう。8日の決算発表後、一時は8.9%安まで売られながら、15日の上放れでは一転、4月5日の年初来高値まで1%足らずに肉薄してきた。日経平均上昇寄与度60円強に達し、同じく値がさのファーストリテイリング(9983・P)とともに日経平均は90円強押し上げている。

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今日の市況概況
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8月15日(月)☆[概況/大引け]

4~6月GDPがコロナ禍前の水準を上回ったことを好感。ソフトバンクGと第一三共が買われ、海運とリクルートは下落

大引けの日経平均は324円高の2万8,871円、TOPIXは11ポイント高の1,984ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は841、下落銘柄数は912。出来高は9億9,460万株、売買代金は2兆5,601億円。
取引開始前に発表された4~6月期の実質GDPは前期比年率2.2%増と市場予想の2.5%増を下回ったが、水準はコロナ禍前2019年10~12月期の水準を0.2%と僅かだが超えた。これを受け、日経平均は続伸となり、昨年末の2万8,791円を上回った。

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