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コラム2022年8月18日

【本日のマーケット】8月18日(木)

8月18 (木)のマーケット                                                                   

8月17日の米国株式市場はNYダウは6日ぶりに反落。英国の7月の消費者物価指数が前年同月比10.1%上昇し、欧州の金利が上昇したため、米国金利も上昇した結果、米国株式市場ではハイテク株と景気敏感株が売られた。7月26日~27日に開催されたFOMCの議事要旨では、6月と7月の会合で決定した0.75%の大幅利上げから、0.50%、最終的には0.25%の利上げに移行することが「ある時点で適切になる」としていたため、利上げペースの減速が期待され、NYダウは戻りに転じた場面もあった。ディスカウントストアのターゲットは5~7月期の純利益が前年同期比90%減となったことで売られた。衣料品や家電などの在庫処分のための値下げで利益率が下落した。NYダウは前日比171ドル(0.50%)安の33,980ドル。ナスダックは続落。エヌビディアやアマゾンが売られた。NASDAQ総合指数は前日比164ポイント(1.25%)安の12,938。S&P500指数は前日比31ポイント(0.72%)安の4,274。

米国株安を受けて日経平均は反落。プライム市場では、ファーストリテやトヨタ、信越化学、リクルートが売られた。猛暑でライン川の水位が枯渇し、航行不能になればドイツ経済は厳しいエネルギー危機に直面するという不安から欧州関連のシマノが安い。アマゾンが筆頭株主になるアイスタイルは好調を継続。新光電工と大阪チタニウムが買われ、光通信は来期の電力事業が大幅増益との期待で5日続伸。AOKIは役員が贈賄容疑で逮捕され、悪材料出尽くしで上昇。

スタンダード市場では、REMIXとウエストHD、コメ兵が反落し、ライフドリンクは3日続落。フェローテックと光・彩は続伸となり、Abalanceは5日続伸。湖北工業とアルマードが反発した。JHDは新事業として最終処分場運営を開始することで買われた。不二硝子が急反発。

グロース市場では、プレイドは4日ぶりに反落し、くふうカンパニーも反落。GNIは続落となり、カオナビは3日続落。ジモティーは続伸となり、マイクロ波化学は4日続伸。ラストワンマイルが反発した。エフコードはウェブマーケティング企業からSaaS事業を譲受することで上昇。

チャート上では、上下にヒゲを伴い実体線の極端に短い十字足。前日までの急ピッチな上昇で高値警戒感から売り先行となったが、5日移動平均線(2万8890円)で下げ止まり、底堅さを感じさせた。

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注目記事 Pick up
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「タテ追い」から「出遅れ循環物色」へ
日本証券新聞8月19日(金)紙面1面TOP記事掲載

25、75日移動平均線 逆カイ離率で銘柄選別

ニューヨークダウ6日ぶり反落に歩調を合わせる格好で、18日の日経平均も反落となった。直前4日間で「1,403.44円高」していただけに当然の一服ではある(ニューヨークダウも5連騰中「1,377.60ドル高」だった)。

昨夏の自民党総裁選相場で急騰直後の急落を演じた経緯や、今年3、6月の短期急伸がいずれも失速に転じたこともあって、高値警戒を唱える声がにわかに高まってきたが、ここまでの上昇幅に対する調整は比較的軽微にとどまり、市場の押し目買い意欲もうかがえるところ。もちろん、来週のジャクソンホール会合など波乱の芽は残すにしても、2万9,000円近辺での水準固めを経て、この先さらなる上値を目指す展開は十分想定されてきそうだ。

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今日の市況概況
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8月18日(木)☆[概況/大引け]

米国株安を受けて反落。一方、メルカリと新光電工、光通信、Eギャランティは5日続伸

大引けの日経平均は280円安の2万8,942円、TOPIXは16ポイント安の1,990ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は486、下落銘柄数は1,283。出来高は9億8,793万株、売買代金は2兆3,080億円。
NYダウが6日ぶりに反落したことを受けて、日経平均も反落した。

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