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コラム2022年9月21日

【本日のマーケット】9月21日(水)

9月21(水)のマーケット                                                                   

9月20日の米国株式市場は反落。20日から21日までのFOMCが開始され、長期金利が上昇。フォードは7~9月(第3四半期)の供給コストが見通しを10億ドル(約1,430億円)上回っていることを発表したため急落した。GMも連想で下落。ナイキはバークレイズが投資判断を下げたことで売られた。NYダウは前日比313ドル(1.01%)安の30,706ドル。ナスダックではアップルが昇。NASDAQ総合指数は前日比109ポイント(0.95%)安の11,425。S&P500指数は前日比43ポイント(1.13%)安の3,855。

日経平均は米FOMCの結果発表を控え様子見姿勢となり反落。プライム市場では、米国でフォードが供給コスト増で急落したため、連想でトヨタが売られた。ソニーGや太陽誘電が年初来安値。ダイキン工業はBofA証券による投資判断引き下げが響いた。医薬品と電力ガスも安い。一方、中間配当利回りが高い海運には買いが入った。ツルハは第1四半期決算が順調で買われた。日本製鋼所は通期予想を下方修正したがアク抜け期待から上昇。米金利上昇で保険も高い。

スタンダード市場では、フェローテックと田中化研、和弘食品とコメ兵が下落。モリテックスチールは中川産業などの子会社化を発表し、取引先と取り扱い商材が拡大することが期待されストップ高。レーサムは香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントがTOBを発表し買われた。

グロース市場では、ANYCOLORやM&A総研が売られ、グローバルセキュリティと東京通信は大幅反落。直近新規公開株のeWeLLも安い。CANBASはがん治療薬候補の第2相臨床試験で、3つの薬剤を使った併用療法が良好な結果と発表したため、ストップ高となった。

チャート上では、大きくギャップダウンとなり200日移動平均線(2万7,395円)を割り込んだ。一目均衡表の雲の下限(2万7,224円)が下値のサポートとなるか注目される。

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2つのTOB 明暗が話題
日本証券新聞9月22日(木)紙面1面TOP記事掲載

オアシス→レーサム買収 旧村上ファンド→セ硝子利食い成功!?

海外金融情勢にらみの軟調地合い下で注目を集めたのが“2つのTOB(株式公開買い付け)”。ともにアクティビスト絡みで20日引け後に発表されたものだ。

香港の剛腕アクティビスト、オアシス・マネジメントはレーサム(8890・S)のTOBを発表。買い付け価格(1,700円)にサヤ寄せして一時8.9%高に買われた。64.21%保有する筆頭株主からの取得が目的で、買い付け上限株数も同比率にとどまるため、実施後も上場は維持される見通しだ。

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今日の市況概況
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9月21日(水)☆[概況/大引け]

FOMC前で様子見姿勢から反落。米フォードの影響でトヨタが下落。ダイキンは格下げが響いた。中間配当利回りが高い海運は上昇

大引けの日経平均は375円安の2万7,313円、TOPIXは26ポイント安の1,920ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は289、下落銘柄数は1,491。出来高は10億6,875万株、売買代金は2兆4,719億円。
今晩の米国でFOMC(連邦公開市場委員会)の結果が公表されるため、様子見姿勢から日経平均は反落し、200日移動平均線(2万7,403円)も下回った。

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