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コラム2022年9月26日

【本日のマーケット】9月26日(月)

9月26(月)のマーケット                                                                   

9月23日の米国株式市場は4日続落。英イングランド銀行は22日に7会合連続の利上げを発表し、0.5%の利上げは前回会合の8月に続く大幅な上げ幅。英トラス政権は景気悪化に歯止めをかけるために、23日に経済対策を発表し、個人所得税の引き下げと国債増発計画を公表したが、市場では財政悪化懸念から英国債利回りが急騰し、通貨のポンドは急落、英国株も売られた。欧州株も売られ、世界同時株安が警戒され、NYダウは一時826ドル安となった場面もあった。世界的な金融引き締めが景気減速を招き、原油需要が減退するとの見方からNY原油先物が反落し、1バレル=78.74ドルと80ドル割れとなったため、エクソン・モービルやシェブロン、オキシデンシャル・ペトロリウムが売られた。バンク・オブ・アメリカやシティグループなどの銀行株も安い。景気敏感株のボーイングも下落。NYダウは前日比486ドル(1.62%)安の29,590ドル。ナスダックではテスラやアマゾン、AMD、ネットフリックス、コストコが売られた。NASDAQ総合指数は前日比198ポイント(1.80%)安の10,867。S&P500指数は前日比64ポイント(1.72%)安の3,693。

日経平均は先週末の欧米株安を受け全面安。プライム市場ではコア銘柄が売られ、三菱UFJやソニーG、ソフトバンクG、トヨタ、三菱重工、三井物産が安い。原油安で石油関連が売られ、住友鉱山など非鉄も下落。Wスコープが再び大幅安。7月の世界半導体出荷額が32カ月ぶりに前年割れとなり、新光電工が下落。日本電波工は通期営業減益予想を大幅増益予想に上方修正し急騰。8月にアマゾンと資本業務提携を発表したアイスタイルが堅調。終活関連の鎌倉新書が高い。

スタンダード市場では、半導体関連のフェローテックと上村工業が大幅安。REMIXや田中化研、新生銀行、タカトリが安い。クルーズは子会社が参画するプロジェクト運営企業発行のトークンが暗号資産取引所に上場することでストップ高。スズデンは業績・配当予想の上方修正で上昇。

グロース市場では、ANYCOLORやフリー、M&A総研、霞ヶ関キャピタルが売られ、太陽光パネル製造装置のNPCは利食い売りで大幅安。プレイドはCXプラットフォームがグーグルクラウドで提供開始となりストップ高。創薬ベンチャーのレナサイエンスが切り返した。

チャート上では、陰の丸坊主となる大陰線。大きく窓を空けて「三空」の状態が示現。ボリンジャーバンドのマイナス3シグマ(2万6,263円)が迫っておりテクニカル的には自律反発の局面といえる。

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米株安直撃 722円安
日本証券新聞9月27日(火)紙面1面TOP記事掲載

どう乗り切る9月最終週、季節習性&特殊需給

3連休中の海外株安(ニューヨークダウは計593.37ドル安)を受けた26日の日経平均は722.28円安。7月14日以来の2万6,500円割れに売られ、今年の下落幅7位となった。下落幅ベストテンのうち7回は1~3月に記録したものだが(他は5、6、8月各1回)、再び波乱の様相を強めてきた格好だ。

グローバル波乱の起点となったのは、むろん米国CPI(消費者物価指数)&FOMC(連邦公開市場委員会)ショックだが、足元では“英国トリプル安”(ポンド安・債券安・株安)の行方に関心が向かっている。

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今日の市況概況
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9月26日(月)☆[概況/大引け]

日経平均は722円安。先週末の欧米株安を受け全面安となり、コア銘柄と資源関連の下げが目立った

大引けの日経平均は722円安の2万6,431円、TOPIXは51ポイント安の1,864ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は124、下落銘柄数は1,687。出来高は15億2,663万株、売買代金は3兆3,420億円。
先週末の欧米株安を受け全面安となった。

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