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コラム2022年9月27日

【本日のマーケット】9月27日(火)

9月27(火)のマーケット                                                                   

9月26日の米国株式市場は5日続落。英国政府が23日に大規模な減税と大幅な借り入れ増額を発表したことを受けて、通貨のポンドの下落や英国利回りが上昇した。イングランド銀行のベイリー総裁は26日、「インフレ率を中期的に2%目標に回帰させ、その水準を維持するため、必要に応じて金利を変更することをためらわない」と述べたため、緊急利上げを行うとの観測で、ポンドは安値から戻したが、英国債利回りの上昇は続いた。米国債利回りも上昇し、米国の景気後退が警戒されたため、ビザやJPモルガン・チェースが売られた。。NYダウは前日比329ドル(1.11%)安の29,260ドル。ナスダックではエムビディアやAMD、メタプラットフォームズが売られたが、量販店のコストコは反発した。NASDAQ総合指数は前日比65ポイント(0.60%)安の10,802。S&P500指数は前日比38ポイント(1.03%)安の3,655。

日経平均は4日ぶりに反発したが上値が重い。騰落レシオが底値を示唆という見方で自律反発狙いの買いが入ったが、米国への警戒から上値追いは控えられた。任天堂とWスコープ、gumi、リクルート、資生堂が買われ、ハピネットとタムラ製作は業績予想の上方修正で大幅高。一方、レーザーテックと日本郵船は戻り売りに押された。メルカリが安く、アイスタイルは大幅反落。楽天は「プラチナバンド」の再割り当ての早期実現が難しく下落。

スタンダード市場では、クルーズが大幅続伸。AIメカテックは東京応化から半導体用・ディスプレイ用装置製造事業を譲受でストップ高。太洋工業はリチウムイオン電池用セパレーターフィルム製造用にめっきロールを研磨する研磨機を受注でストップ高。東映アニメと田中化研は安い。

グロース市場では、ハイブリッドテクはベトナムの国家サイバーセキュリティセンターと協力で一時ストップ高。Uniposは従業員の相互評価サービス中外製薬が導入したことで一時ストップ高。VALUENEXは大幅反落。アンジェスは新株予約権による潜在株増加を警戒。

チャート上では、上下にヒゲを伴う十字足。昨日の大陰線の中に位置しており、長い上ヒゲからも上値の重さが感じられる。

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止まらない円安、来年は160円台も 政府・日銀介入も焼け石に水
日本証券新聞9月28日(水)紙面1面TOP記事掲載

“当たり屋” 東海東京調査センター 柴田秀樹氏語る

政府・日銀が22日、24年ぶりに介入して1ドル=140円台まで下がったものの27日は144円台に戻り、歯止めが効かない円安。こうした中、東海東京調査センターの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジスト(写真)が22日、「円安は新たなステージに入った」として、来年は150円台、場合によっては160円をとらえる動きもあると述べた。まだ118円台だった3月17日付本紙1面は、柴田氏の「数年以内に147円も」との大幅な円安予測を紹介したが、その道筋通りになっている。果たして今回も的中するか…。

柴田氏は「今の円安は投機より実需に基づくもの。140円台になっても過熱感はない」と分析。重要なのは金利と需給でこのうち、金利はFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長がインフレ対策のため利上げ継続への強い姿勢を打ち出しているのに加え、20、21日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の定例会合ではタカ派色が強まった。

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今日の市況概況
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9月27日(火)☆[概況/大引け]

反発したが上値追いは控えられた。任天堂やWスコープが買われ、T&Gニーズも高い

大引けの日経平均は140円高の2万6,571円、TOPIXは8ポイント高の1,873ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,093、下落銘柄数は637。出来高は11億4,557万株、売買代金は2兆6,736億円。
日経平均は4日ぶりに反発したが上値が重い。
騰落レシオが80%で底値を示唆という見方から自律反発狙いの買いが入ったが、米国市場への警戒から上値追いは控えられた。

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