9月28日（水）のマーケット 
9月27日の米国株式市場でNYダウは6日続落。米5年債入札が低調だったことで金利上昇が続き、P＆Gやコカコーラなどのディフェンシブ株が売られた。マクドナルドはシティグループによる目標株価引き下げで売られた。一方、ハイテク株に買いが入り、セールスフォークやスノーフレークが買われた。NYダウは前日比125ドル(0.43％)安の29,134ドル。ナスダックは6日ぶりに反発。テスラやブロードコムが上昇し、ペプシコが安い。NASDAQ総合指数は前日比26ポイント(0.25％)高の10,829。S＆P500指数は前日比7ポイント(0.21％)安の3,647。
米アップルがｉＰｈｏｎｅ増産計画撤回と報じられ、日経平均は下げ幅を拡大し一時２万6000円割れ。ほぼ全面安で、レーザーテックや海運、ソフトバンクＧ、ファーストリテ、メルカリが安い。日本電産は日経平均に採用されるがモルガン・スタンレーが「Ｕｎｄｅｒｗｅｉｇｈｔ」に格下げし下落。一方、エーザイはアルツハイマー病治療薬が第３相臨床試験で主要評価項目を達成しストップ高。アルツハイマー病検査試薬のシスメックスも急騰。
スタンダード市場では、トミタ電機がストップ安となり、ＡＩメカテックとナカボーテックが反落。ＪＨＤが安い。一方、クルーズは６日続伸。タカトリはパワー半導体向け加工装置の大口受注で急伸。ラサ商事は本社と子会社の社員にインフレ特別一時金を１人当たり10万円支給と発表。
グロース市場では、ＡＮＹＣＯＬＯＲとＣＡＮＢＡＳが売られ、ハイブリッドテクは大幅反落。ＶＡＬＵＥＮＥＸは大幅続落となり、ＨＡＮＡＴＯＵＲが大幅安。ＩＮＣＬＵＳＩＶＥは資本提携先の宇宙開発プログラムに東京海上日動火災保険が参画し大幅続伸。サンウェルズが続伸。
チャート上では、長い下ヒゲを伴う大陰線。再び窓を空けての下落で下値模索の展開。RSIが12と極端な売られ過ぎを示現。ボリンジャーバンドもマイナス3シグマ（2万5,816円）に再度急接近となった。
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【急落下で注目集める個人投資家】
日本証券新聞9月29日（木）紙面1面TOP記事掲載
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権利付き最終日効果への期待も空しく、再び崩れた28日の日経平均。一時633.51円安まで売られ、7月1日(終値)以来の2万6,000円を割る場面も。27日も安値更新となったニューヨークダウが時間外の先物取引で一段安となったほか、前場中に、アップルが新型iPhoneの増産計画を撤回とのブルームバーグ報道が伝えられると、ほぼ全面安のもと下げ足を速めた。
28日は「配当落ち分の再投資で1兆円規模の先物買い」が注目されていた日。最大の援軍が不発に終わってみると足元の需給環境の厳しさが浮き彫りとなる。
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今日の市況概況
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9月28日（水）☆[概況/大引け]
アップルがiPhone14増産計画断念と報じられ、日経平均は一時2万6,000円割れ。エーザイはストップ高
大引けの日経平均は397円安の2万6,173円、TOPIXは17ポイント安の1,855ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は761、下落銘柄数は1,011。出来高は15億5,474万株、売買代金は3兆7,248億円。
日経平均は一時、633円安の2万5,938円となった。
米アップルが、期待していたほど需要が伸びないことを理由に、「iPhone14」の増産計画を断念すると報じられたため、時間外取引でナスダック先物が売られ、日経平均も下げ幅を拡大した。
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