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コラム2022年10月31日

【本日のマーケット】10月31日(月)

10月31(月)のマーケット                                                                   

10月28日の米国株式市場でNYダウは6日続伸。ナスダック上場でNYダウに採用されているアップルは、決算がアナリスト予想を上回ったことで急反発し、マイクロソフトにも好影響を与えた。ナスダック上場で同じくNYダウに採用されているインテルは、2025年までに最大で年間100億ドル(約1兆4,600億円)のコスト削減に取り組むと発表したことで買われた。NY証券取引所では、エクソンモービルやビザ、ユナイテッドヘルス、バークシャーが買われた。 ツイッターはイーロン・マスク氏による買収の件で、NY証券取引所が28日の取引を停止した。今後、上昇廃止となる。NYダウは前日比828ドル(2.59%)高の32,861ドル。ナスダックは3日ぶりに反発。アップルとマイクロソフトの他、エヌビディアが買われ、医薬品のギリアド・サイエンシズは減益決算だったが、アナリスト予想を上回ったことで上昇した。NASDAQ総合指数は前日比309ポイント(2.87%)高の11,102。S&P500指数は前日比93ポイント(2.46%)高の3,901。

日経平均は大幅反発。ツイッター買収の支払い代金が市場還流期待で先週末に米国株高となったことに加えて、中国の政治経済悪化による中国株から日本株への資金シフトも期待された。プライム市場では、ソフトバンクグループと増配発表のキーエンス、業績上方修正の商船三井が買われた。アルプスアルパインは業績上方修正で急騰した。一方、アンリツは業績下方修正で大幅安となり、日本M&Aセンターは上期営業減益で売られた。大平洋金属は赤字幅拡大予想で急落。

スタンダード市場では、田中化研は通期営業赤字予想を黒字予想に変更したため急騰した。タカトリは大幅業績上方修正でストップ高。IATとの資本業務提携のヤマトインダストリーが大幅継続。ヘリオステクノが反発。ジェクシードは大幅安となり、東映アニメと元気寿司は反落。

グロース市場では、バンクオブイノベの高騰が続き、M&A総研は今期も大幅増益が続く見通しでストップ高。ギックスは第1四半期が黒字化でストップ高。ジェイフロはオンライン診療窓口の運営受託で大幅高。半面、サンバイオとSOSEIが売られ、ビジョナルが反落した。

チャート上では、大きくギャップアップとなり大陽線。寄付きがほぼ安値で、大引けもほぼ高値となっており、買いの強さがうかがえる。200日移動平均線(2万7,177円)、5日移動平均線(2万7,344円)、75日移動平均線(2万7,560円)を一気に上抜いた。目前に迫った一目均衡表の雲のねじれを捉えられるかが注目される。

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どうなる株高月「11月相場」
日本証券新聞11月1日(火)紙面1面TOP記事掲載

ミネベアミツミ14連勝中、ジャステックは16連敗中

米国株高を受けた31日の日経平均は482.26円高。月末としては5カ月ぶりの大幅高となった。「10月相場」としても6.36%高と3年ぶりの上昇を記録した。そして迎えるのが11月相場だ。間近に控える1~2日米FOMC(連邦公開市場委員会)、8日米中間選挙という“2大イベント”のほかにも、本格化してきた中間決算発表や15日のG20(主要20カ国)首脳会議など各種国際会合、そしてもちろん、毎月の雇用統計、米CPI(消費者物価指数)などの経済統計にもチェックは欠かせない。ここでは、例によって季節習性の観点から、11月相場の傾向や、特に個別ベースで11月に動きやすい銘柄について考えてみたい。

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今日の市況概況
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10月31日(月)☆[概況/大引け]

ツイッター受取代金還流期待と中国株から日本株への資金シフト期待

大引けの日経平均は482円高の2万7,587円、TOPIXは30ポイント高の1,929ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,478、下落銘柄数は314。出来高は12億2850万株、売買代金は3兆1,853億円。
米国ではイーロン・マスク氏によるツイッターの買収完了に伴い、現金を受け取ったファンドや投資家が他の株式に再投資するという期待で、先週末の米国株が大幅高となったため、週明けの日経平均は反発した。

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