TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】11月8日(火)
コラム2022年11月8日

【本日のマーケット】11月8日(火)

11月8(火)のマーケット                                                                   

11月7日の米国株式市場は続伸。8日に実施される中間選挙は、共和党が下院で多数派を奪還する公算が大きく、増税法案が成立しない可能性が高くなるという見方から、株式が買われた。NY証券取引所ではボーイングや暗号資産関連のブロックが買われ、ナイキは売られた。NYダウは前日比423ドル(1.31%)高の32,827ドル。ナスダックではフェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズは大規模な人員削減を開始する計画と報じられたことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比89ポイント(0.85%)高の10,564。S&P500指数は前日比36ポイント(0.96%)高の3,806。

日経平均は続伸。米国中間選挙で共和党が多数になると企業や富裕層への増税阻止との見方で米国株が買われ、日本株も追随。プライム市場では広範囲に上昇し、レーザーテックやソフトバンクG、川崎汽船が高く、ヤマハ発動機は好決算で急騰した。三井化学は業績上方修正と自社株買いの発表を好感。太陽誘電は下方修正で売られたが、在庫調整が完了すれば下期がボトムという期待から切り返した。決算発表前の不動産株に先回り買いが入った。レノバは急落し、三菱商事が安い。

スタンダード市場では、フルヤ金属が第1四半期の純利益の通期予想に対する進捗率が高く大幅高。林兼産業がストップ高となり、多摩川HDは量子センサー向けアルカリ原子マイクロセルが東大の宇宙の暗黒物質ダークマターの研究に貢献したことが話題に。ナガホリは6日続落。

グロース市場では、Birdmanが大幅高。ブライトパスとANYCOLORが買われ、ワンプラがストップ高。gooddayは通期の営業利益予想を減益から増益に上方修正したため年初来高値を更新した。一方、pluszeroやM&A総研、ポート、キッズバイオは下落。

チャート上では、大きくギャップアップとなり大陽線。一目均衡表の雲抜けも達成して、景色が変わってきた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ラニーニャ/寒冬下の投資戦略 ゴールドウイン急伸の経緯が参考に
日本証券新聞11月9日(水)紙面1面TOP記事掲載

ゴールドウイン急伸の経緯が参考に

ゴールドウイン(8111・P)急伸の影に“ラニーニャ効果”!?

8日10時の決算発表を機に一時7.1%高に買われ、8月31日以来の高値水準となったゴールドウイン。4~9月期収益が大幅上振れ着地となる一方、「第3四半期10月以降、当社にとって扱い比率の高い秋冬物販売のピークを迎えることから」通期見通しは据え置いたが、「修正が必要と判断した場合には速やかに開示」するとしており、早晩、増額に踏み切る可能性は十分。10月の東京都の気温が例年を下回り、灯油高騰が話題を呼ぶなど、足元で厳冬の様相を強めているためだ。

4日付で「『厳冬』は短期の注目テーマ」と題するストラテジーレポートを発行した野村証券では、平均気温との相関係数を基準に「寒冬ポジティブ」9銘柄と「暖冬ネガティブ」22銘柄を紹介しているが(7銘柄は重複選定)、ゴールドウインも前者の4番手、後者の9番手に位置付けられていた。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

11月8日(火)☆[概況/大引け]

米中間選挙で共和党が多数になると企業や富裕層への増税阻止の見方で米国株が買われ、日本株も広範囲に上昇

大引けの日経平均は344円高の2万7,872円、TOPIXは23ポイント高の1,957ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,431、下落銘柄数は355。出来高は13億4,469万株、売買代金は3兆3,237億円。
米国中間選挙で共和党が多数となると、バイデン大統領が掲げる企業や富裕層への増税法案の成立が難しくなるという見方から米国株が買われ、日本株も広範囲に上昇した。
日経平均は続伸となったが、2万8,000円の近くでは上値がつかえた。

詳しくはコチラ

関連記事