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コラム2022年11月14日

【本日のマーケット】11月14日(月)

11月14(月)のマーケット                                                                   

11月11日の米国株式市場でNYダウは利益確保の売りが出たが、終盤もみ合い水準に戻した。中国が新型コロナ対策で入国者の隔離期間短縮などを発表したことが中国経済に対する懸念を和らげ、NYダウの下支え要因となった。NY証券取引所ではディズニーやショッピファイが買われ、ディフェンシブのユナイテッドヘルスは売られた。NYダウは前日比32ドル(0.10%)高の33,747ドル。ナスダックは続伸。テスラやアマゾン、エヌビディアが高く、同じくディフェンシブのペプシコは安い。NASDAQ総合指数は前日比209ポイント(1.88%)高の11,323。S&P500指数は前日比36ポイント(0.92%)高の3,992。

ミシガン大学調査で5年先インフレ予想が前月よりも上昇したため、FRBに対する引き締め緩和期待は時期尚早という見方から日経平均は反落。プライム市場では、ソフトバンクGは自社株買いを発表せず失望された。オリンパスは業績下方修正で大幅安。川崎汽船や三菱重工、セブン&アイが安い。一方、資生堂が買われ、Wスコープは第3四半期累計の経常利益の通期予想に対する進捗率が高く、三井松島とアシックスは通期業績予想の上方修正を好感。ラクスが高い。

スタンダード市場では、パワー半導体向けSiC材料切断加工装置のタカトリが大口受注を頻繁に発表してきたため、好決算でも織り込み済みの反応となり下落した。名村造船は通期予想を上方修正したが織り込み済みで下落。アルメディオは買われ、共和コーポは業績上方修正で高い。

グロース市場はこれまでの調整が大きかった分、買いが入り、続伸。マイクロ波化学が大幅高となり、EDPは人工宝石製造に必要な原材料を販売し業績予想を上方修正したためストップ高。プレイドやアクリート、ウェルスナビが大幅高。eWeLLはストップ安。

チャート上では、大引けが安値の大陰線。先週末の大幅高の反動で利食い売りに頭を抑えられた。節目の2万8000円の大台は大引け間際に割り込んだ。

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どうなる米国中間選挙
日本証券新聞11月15日(火)紙面1面TOP記事掲載

キリンなど関連銘柄に期待

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サッカーワールドカップ(W杯)が20日、カタールで開幕する。1次リーグのグループEの日本は23日にドイツと初戦を行った後、27日にコスタリカ、12月2日にスペインと対決する。ドイツ、スペインのW杯優勝経験国と同じグループで「死の組」とすら言われているが、日本代表が活躍して決勝トーナメントに進出すれば、国中が盛り上がり、景気にも好影響が期待される。

今年行われたアジア最終予選では、日本が中国とサウジアラビアを破った翌日の日経平均はそれぞれ500円近くも上昇した。前回の2018年のロシア大会でも1次リーグの初戦、コロンビア戦に勝った翌日は反発した。さらに、決勝トーナメント進出を決めた翌日も株価は反発している。一方、決勝トーナメントの初戦でベルギーに惜敗した翌日は小幅ながら続落した。

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今日の市況概況
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11月14日(月)☆[概況/大引け]

日経平均は2万8,000円割れ、グロース指数は続伸

大引けの日経平均は300円安の2万7,963円、TOPIXは20ポイント安の1,956ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は471、下落銘柄数は1,327。出来高は14億6,035万株、売買代金は3兆8,284億円。
先週11日に公表されたミシガン大学の消費者信頼感指数の調査で、5年先のインフレ予想が3.0%と前月の2.9%から上昇したため、インフレが高止まりという恐れから、FRBが金融引き締めの手を大きく緩めるとの期待は時期尚早という見方が意識され、週明けの日経平均は反落した。
日経平均は大引けにかけて2万8,000円を割り込んだ。

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