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コラム2022年11月17日

【本日のマーケット】11月17日(木)

11月17(木)のマーケット                                                                   

11月16日の米国株式市場は反落。ディスカウントチェーンのターゲットの第3四半期(8~10月)決算がアナリスト予想を下回り、第4四半期(11~1月)は既存店売上高の減少の可能性に備えた計画を立てていることから急落したが、10月の小売売上高が前月比1.3%増と市場予想の1.0%増を上回ったため指数の下げは小幅にとどまった。NY証券取引所ではターゲットや豪華客船のカーニバルが売られ、顧客管理システムのセールフォースも安い。一方、ホームセンターのロウズとアパレルとインテリア用品のTJXは買われた。NYダウは前日比39ドル(0.12%)安の33,553ドル。ナスダックではテスラやエヌビディア、AMDが反落し、太陽光発電関連のエンフェーズ・エナジーが買われた。NASDAQ総合指数は前日比174ポイント(1.54%)安の11,183。S&P500指数は32ポイント(0.83%)安の3,958。

レーザーテックなど半導体関連が売られ、日経平均は反落となったが、東証プライム市場全体では上昇銘柄数の方が多く、TOPIXは下落を回避。三井住友がジリ高。10月の訪日外客数の増加でANAやJR東海、三越伊勢丹や高島屋が買われた。エアトリはGS証券の新規「買い」判断で高い。美容家電のヤーマンは上期上方修正でストップ高。リブセンスやウェルビーなど人材関連が買われた。サイボウズは利食い売り。チタン関連2社が安い。

スタンダード市場では、ロブテックスが株式分割と株主優待制度の導入を発表しストップ高。元サッカー日本代表の本田圭佑氏の会社と仮想スタジアム運営で協業するシンワワイズは高寄りした後、伸び悩んだ。ダイドーリミテッドがストップ高、ソレキアが大幅高。フェローテックは反落。

グロース市場では、EDPとフリーは反落。ライブ配信サービス「ツイキャス」を運営しているモイは大幅下方修正でストップ安。一方、アミタは2日連続ストップ高。ラバブルマーケは短尺動画マーケティングのmemeに出資で急騰。ジャパンワランティサポートの上げが目立つ。

チャート上では、長い上ヒゲを伴う実体線の極端に短い陰線。5日移動平均線(2万8,035円)を割り込み、大引けでも2万8000円を維持できず。上値の重さが感じられる。

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今なぜか「ESG」にイベントラッシュ
日本証券新聞11月18日(金)紙面1面TOP記事掲載

金融庁と議決権助言最大手・ISSの“最強タッグ”が迫る

ロシアのウクライナ侵攻を機に「ESG(環境・社会・ガバナンス)は終わった」などと言われる昨今。脱炭素の流れがインフレに拍車を掛けたとされる点も印象を悪くしているが、どっこい、テーマとしてのESGはまだまだ健在だ。むしろ足元で注目イベントが相次いでいる。18日までエジプトで開催中のCOP27(国連気候変動枠組条約第27回締約国会議)ではバイデン大統領も支援拡大を表明した。そして、国内で注目されているのが「金融庁」と、議決権行使助言世界最大手「ISS」の動きだ。

金融庁は前週7日、有価証券届出書の記載事項を既定する内閣府令改正案を公表した。気候変動に関連したサステナビリティ情報や人的資本、多様性に関する開示などを求めるもので、12月7日午後5時までパブリックコメントを募集している。ゴールドマン・サックス証券は17日付レポートで、「改正案の内容とその市場へのインプリケーションを考える」として各種の関連銘柄リストも掲げている。

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今日の市況概況
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11月17日(木)☆[概況/大引け]

半導体関連が売られ、日経平均は反落したが、TOPIXは小幅高。インバウンド関連が高い

大引けの日経平均は97円安の2万7,930円、TOPIXは2ポイント高の1,966ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,279、下落銘柄数は489。出来高は10億6,905万株、売買代金は2兆8,010億円。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが、メモリーチップの供給を減らし、設備投資計画をさらに圧縮すると発表したため、半導体検査装置のレーザーテック(6920)が大幅安となり、東京エレクトロンやアドバンテストやSUMCOも安い。
半導体関連の下落を受けて、日経平均は反落となったが、東証プライム市場の上昇銘柄数は下落銘柄よりも多く、TOPIXは下落を回避した。

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