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コラム2022年11月21日

【本日のマーケット】11月21日(月)

11月21(月)のマーケット                                                                   

11月18日の米国株式市場でNYダウは反発。ユナイテッドヘルスやメルクといったディフェンシブ株が買われた。カジュアル衣料品のギャップは第3四半期(8~10月)決算がアナリスト予想を上回った。反面、中国の感染者数増加による経済活動停滞懸念から、NY原油先物が売られたため、エクソンモービルやシェブロンが安い。セールフォースは3日続落。NYダウは前日比199ドル(0.59%)高の33,745ドル。ナスダックは中盤に売られ、終盤に戻し前日終値水準で取引を終えた。テスラとエヌビディア、ネットフリックスが3日続落となった。一方、ネットセキュリティのパロアルトネットワークスは2四半期連続の営業黒字となり反発し、光ファイバー関連のクリアフィールドは好決算を発表し急騰した。NASDAQ総合指数は前日比1ポイント(0.01%)高の11,146。S&P500指数は前日比18ポイント(0.48%)高の3,965。

日経平均は朝方2万8000円で頭打ちとなり、香港株続落で小幅安となったが、後場はもみ合い水準で推移。プライム市場では、損保株が通期下方修正で売られたが、東京海上は自社株買いの発表で上昇。米ウォーレン・バフェット氏の投資会社による5大商社の買い増しが判明し、三菱商事や丸紅が高い。鉄鋼株が堅調。一方、米黒鉛電極大手のグラフテック・インナーナショナルがメキシコの工場の再開認可を受けたため、需給緩和観測で東海カーボンと昭和電工は下落。

スタンダード市場では、配当予想大幅増のアバールデータが大幅続伸。ミタチ産業も配当予想を大幅に増額し急騰。ウルトラファブリックが再度買われた。アルメディオは6日ぶりに反落し、ハーモニックは5日続落。先週は株式分割と株主優待制度導入でにぎわったロブテックスも反落。

グロース市場では、WaqooがSBCメディカルと幹細胞加工の受託で業務提携を発表しストップ高。マイクロ波化学はマイクロ波多段式凍結乾燥装置の販売開始で大幅高を継続。HOUSEIは越境ECを中国向けからグローバルに拡大することでストップ高。プレイドは続落。

チャート上では、下ヒゲを伴い実体線の極端に短い陰線。5日移動平均線を回復できず、2万8000円の大台も割り込んだままとなった。

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明治の次は… 「京大指数」!?
日本証券新聞11月22日(火)紙面1面TOP記事掲載

長期投資家のベンチマークに JPXと共同開発

ひとまず膠着状態に陥った日経平均。2万8,000円トビ台での日中高値形成は21日で「5日連続」。前日比騰落が2ケタとなるのも、今年初の「5日連続」だ。恒例の年末高展開に向けて今は力を溜める場面、ということになるのだろうか。もっとも、目先で一喜一憂せず、中長期スタンスで望むのが投資の基本。ここでは、NISA(少額投資非課税制度)抜本拡充に向けた動きなどと並んで、着々と進む長期投資の環境整備について取り上げてみよう。「長期投資家向けのベンチマーク」として開発された「京大川北/JPX日本株指数」だ。

名称の通り、京都大学の川北英隆名誉教授の発案に基づいて、京大と日本取引所グループの指数業務を担うJPX総研が共同開発したものだ。

大学発の新株価指数と言えば、9月7日付本紙で詳述した明治大学の「兜日本株価指数」が知られるが、過去144年の日本株の歩みを明らかにした“明大指数”に対し、あくまでも運用ツールとして開発されたのが“京大指数”。川北氏もリリースで「個人投資家や年金などの資産形成に少しても役立てば」などとコメントしている。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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11月21日(月)☆[概況/大引け]

大引けで小幅高。OECD経済見通しに期待か。三菱商事と丸紅はバフェット氏の投資会社の買い増し判明で上昇

大引けの日経平均は45円高の2万7,944円、TOPIXは5ポイント高の1,972ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,226、下落銘柄数は535。出来高は9億6,530万株、売買代金は2兆4,510億円。
日経平均は朝方2万8,000円で頭打ちとなり、中国で半年ぶりに新型コロナによる死者が出たことを受けて香港株が続落となった影響で、小幅安となったが、後場はもみ合い水準で推移し、大引けで小幅高となった。

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