11月28日（月）のマーケット 
11月25日の米国株式市場は高安まちまち。FRBによる利上げペースの減速期待でNYダウは3日続伸となったが、ナスダックは3日ぶりに反落した。NY証券取引所では、サッカーのイングランド・プレミアリーグに所属しているマンチェスター・ユナイテッドが買われた。英タブロイド紙のデイリースターが、アップルが買収に興味を示していると報じたことが注目された。関係者は報道を否定。家電量販店のベストバイはブラックフライデーで物色された。NYダウは前日比152ドル(0.45％)高の34,347ドル。ナスダックではアップルが下落。iPhoneを製造を受託しているフォックスコンの中国の工場でボーナスを巡り、暴動が起きたため、生産不足により年末商戦の商機を逃す恐れから売られた。エヌビディアやネットフリックスも安い。NASDAQ総合指数は前日比58ポイント(0.52％)安の11,226。S＆P500指数は前日比1ポイント(0.03％)安の4,026。
中国で感染者数の最多更新が続き、香港株安を受け、日経平均も続落。プライム市場では、レーザーテックや三井住友、日本製鉄が安い。サッカーＷ杯での日本の敗戦でハブとサイバーエージェントは大幅反落。アップル関連のメイコーが下落。ＮＲＩはジャフコによる売却発表が響いたが、ジャフコは売却益による自社株買い予定で急騰。日医工は操業継続へ２工場売却と報じられストップ高。富山第一銀行が大幅続伸。量子コンピューター関連のフィックスターズの上げ目立つ。
スタンダード市場では、タカトリやフェローテック、テセックといった半導体関連が安い。一方、八千代工業が大幅高となり、量子センサーの多摩川ＨＤが物色された。城南進研は伸び悩んだが学研との業務資本提携で一時ストップ高。ティムコは業績予想と配当予想を増額しストップ高。
グロース指数は小じっかり。ＣＡＮＢＡＳやオキサイドが買われ、アミタＨＤはトークンエコノミーの設計・開発子会社の設立計画でストップ高。Ｗａｑｏｏは事業目的に医薬品、再生医療等製品、医療機器の販売などを追加しストップ高。リボミックは反落。
チャート上では、長い下ヒゲを伴う陰線。5日移動平均線近辺で下げ止まった格好。上向きの5日移動平均線がサポートとして機能するか注目される。
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注目記事 Pick up
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【NISA「駆け込み買い」候補は…】
日本証券新聞11月29日（火）紙面1面TOP記事掲載
28日で年間立ち会いの9割消化 年末視野に動く場面へ
半導体関連などハイテク株安から日経平均は続落歩調。もっとも、25日まで8日連続で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回るなど短期的な過熱感も指摘されていたため、足元の一服は定石通りとも言えるだろう。28日で2022年の立ち会いも9割を消化。29日からは受け渡しベースでの実質師走相場入りとなる。年内にやり残したことをこなすべきタイミングに入ってきたが、その1つにNISA(少額投資非課税制度)の非課税投資枠消化も挙げられよう。
NISAは毎年120万円の非課税投資枠が与えられる制度だが、年を越えて繰り越すことができないため、目いっぱい活用しようと思えば12月末までに枠を使い切る必要がある(もちろん、無理に買う必要は全くないが…)。
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今日の市況概況
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11月28日（月）☆[概況/大引け]
続落。中国の景気悪化を警戒し鉄鋼が安い。ジャフイコとフィックスターズが高騰
大引けの日経平均は120円安の2万8,162円、TOPIXは13ポイント安の2,004ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は508、下落銘柄数は1,272。出来高は11億3,276万株、売買代金は2兆5,582億円。
中国で新型コロナ感染者数の最多更新が続き、香港株安となったため、日経平均も続落となった。
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