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コラム2023年1月23日

【本日のマーケット】1月23日(月)

1月23(月)のマーケット                                                                   

1月20日の米国株式市場でNYダウは4日ぶりに反発。FRBでタカ派とみられているウォーラー理事が、1月31日から2月1日のFOMCで0.25%の利上げを支持すると発言したことが好感された。利上げ幅縮小見通しを受け、ディズニーやマスターカードといった消費関連が買われた。NYダウは前日比330ドル(1.00%)高の33,375ドル。ナスダックは3日ぶりに反発。ネットフリックスの上昇が目立った。10~12月期決算は広告宣伝費がかさみ、最終利益が90%余り減少したが、新規契約者数が240万人とアナリスト予想の107万人の倍以上となったことが注目された。グーグル親会社のアルファベットは、全世界の従業員の6%に相当する約1万2千人を削減すると発表し買われた。その他、エヌビディアやマイクロソフトが高い。NASDAQ総合指数は前日比288ポイント(2.66%)高の11,140。S&P500指数は前日比73ポイント(1.89%)高の3,972。

日経平均は大幅続伸。先週末の米国ハイテク株高でレーザーテックなどの値がさハイテク株が買われ、中国政府による「“ロボット+”応用行動実施方案」を受けて、安川電機とファナックが物色された。中国経済のコロナ後回復期待から鉄鋼株と化学株も高い。日本政府が未就学児を預かる保育所に事業費9割補助と報じられテノがストップ高となり、グローバルキッズも高い。エーザイは反落し、パチンコ関連のダイコク電機と円谷フィールズは下落。

スタンダード市場では中国政府のロボット政策を受けて、ハーモニック・ドライブが買われた。サイバーステップは子会社ブルームズがNASDAQ上場を目指すことで反発。住石HDが高値更新。IGポートは米国でネットフリックス上昇の連想買い。イオン北海道は株式売出発表で急落。

グロース市場ではマイクロ波化学が買われ、セルシードは共同研究相手の東海大の臨床研究成果がネイチャー姉妹誌に掲載されストップ高。そのほか、保育所運営のさくらさくプラスとAIAIグループがストップ高。ANYCOLORは3日続落。フォースタートアップスは下方修正で安い。

チャート上では大きくギャップとなり、長めの下ヒゲを伴う小陽線。5日移動平均線(2万6,558円)が25日移動平均線(2万6,448円)を下から突き抜けて、ゴールデンクロスを示現。目前となった2万7,000円台を回復できるか注目される。

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激白! レオス・キャピタルワークス 藤野英人社長
日本証券新聞1月24日(火)紙面1面TOP記事掲載

「ひふみ」運用責任者復帰の理由、レオスのこれからを語る

レオス・キャピタルワークスが運用する日本最大規模のアクティブ型株式ファンド「ひふみ」シリーズ。その中核となる「ひふみ投信」のマザーファンドの運用責任者に2023年1月1日付で藤野英人氏(写真)が復帰した。藤野氏に復帰の狙い、投資着眼点などを聞いた。

――2022年4月に運用責任者を離れてから9カ月ぶりの復帰となります。復帰をアナウンスするリリースに「苦渋の決断」とある。

「苦渋の決断という言葉を出すのも苦渋の決断だった。社内でも大変な議論となり、戻ってくるのが嫌なのかというニュアンスがあるのではと話したが、やはりリアリティがちゃんとあった方が良いということでその言葉を出した。苦渋の決断という言葉を出したことは結構重く、それはなにかというと、戻ることについて必ずしも良いと思っているわけではないというメッセージが込められている。もちろんお客さまのために僕は戻るのだが、それが長期的に見て会社として良いのか、個人として良いのか、ということに関しては結果が出ないと分からないという意味合いもある。最近だと永守さん(日本電産)、孫さん(ソフトバンクグループ)など、彼らと比べるのもおこがましいが、稀代の名経営者ほど「後継者問題」があり世代交代がなされていないと言われている。最終的にはお客さまのことを考えて決断したが、いろいろな意味で仕方がなかったところでこの言葉を選択した」

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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1月23日(月)☆[概況/大引け]

値がさハイテク株と中国のコロナ後の回復期待で鉄鋼と化学が上昇。保育所関連も高い

大引けの日経平均は352円高の2万6,906円、TOPIXは18ポイント高の1,945ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,563、下落銘柄数は226。出来高は9億7,748万株、売買代金は2兆3,190億円。
日経平均は続伸。先週末の米国ハイテク株高を受けて、レーザーテックなど値がさハイテク株が買われた。

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