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コラム2023年1月30日

【本日のマーケット】1月30日(月)

1月30(月)のマーケット                                                                   

1月27日の米国株式市場でNYダウは6日続伸し、一時214ドル高となったが、週末の手仕舞いで取引終了にかけて上げ幅を縮めた。12月の個人消費支出(PCE)は前月比0.2%減と市場予想の0.1%減を下回ったが、PECコア価格指数は前年同月比4.4%上昇で市場予想と同じだったが、11月の4.7%上昇から鈍化した。インフレ鈍化を受けて、FRBが1月31日から2月1日に開催するFOMCで利上げペースを鈍化させ、年前半に利上げを停止するという見方が支えとなった。アメリカン・エキスプレスは2023年の利益見通しがアナリスト予想を上回り、大幅高。ビザは10~12月期決算がアナリスト予想を上回ったことで買われた。NY原油先物が反落したため、シェブロンとエクソンモービルは反落。NYダウは前日比28ドル(0.08%)高の33,978ドル。ナスダックは続伸となり、テスラが大幅続伸。エヌビディアやアマゾン、メタプラットフォームズが買われたが、インテルは10~12月期が2期ぶりに赤字となり、1~3月期も赤字予想を示したため売られた。これを受け、ラムリサーチとアプライドマテリアルズは売られたが、AMDは朝方の売り一巡後は小幅高に戻し、エヌビディアは朝方の売りをこなして6日続伸となった。NASDAQ総合指数は前日比109ポイント(0.95%)高の11,621。S&P500指数は前日比10ポイント(0.25%)高の4,070。

春節明けの上海株高を受け前場の日経平均は小幅高となったが、決算発表が見守られ後場はもみ合いとなった。プライム市場では、信越化学に続きファナックも1対5の株式分割を発表したため、SMCに連想買い。後藤コロナ対策担当がマスク着用ルールは5月8日よりも前に緩和もと述べたため資生堂など化粧品が高い。佐川急便の値上げで運輸各社に値上げによる採算改善が期待された。一方、韓国ポスコの減益決算で日本製鉄は下落。日本M&Aは減益でストップ安。

スタンダード市場では、ミナトHDは子会社が中国企業のビデオ会議ソリューションの取り扱い開始で急騰。製造派遣・請負のnmsHDは業績上方修正で買われた。駐機中の航空機に電力供給のAGPは業績上方修正と増配、自己株消却で値を飛ばした。DNAチップ研は安い。

グロース市場では、M&A総研が好決算でストップ高、CANBASは米FDAからすい臓がんに対するオーファンドラッグ(希少疾病治療薬)指定でストップ高。IT人材派遣で製造業向けが多いジャパニアスは高値更新。直近IPO銘柄のテクノロジーズは大幅反落となった。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。一目均衡表の雲の上限(2万7,369円)を上抜けた。

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業界変革を起こす「スマート遊技機」
日本証券新聞1月31日(火)紙面1面TOP記事掲載

セガサミー 往年の人気シリーズ「北斗の拳」投入

パチンコホール向け機器大手のマースグループHD(6419・P)が一時12.6%高と急伸し、大発会に付けた昨年来高値を更新。2018年8月以来、4年5カ月ぶりの2,500円を回復した。

また、同業最大手のダイコク電機(6430・P)、パチンコホール店広告最大手のゲンダイエージェンシー(2411・S)も昨年来高値を更新するなど、遊技機関連が上昇基調。前週末27日に好四半期決算を発表したマースをはじめ、いずれも昨年12月から今年1月に発表した決算で好実態が確認されている。

背景にあるのは、業界変革を起こすといわれている「スマート遊技機」の導入。昨年11月21日からメダル枚数をデータで管理し、メダルに触れずに遊技する「スマートスロット(スマスロ)」が登場、今年4月からはパチンコ玉が遊技機ごとに内蔵され、パチンコ玉に触れずに遊技する「スマートパチンコ(スマパチ)」がお目見えとなる。

スマート遊技機はギャンブル等依存症対策強化の一環として4年前に規則改正され開発が可能となった。

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今日の市況概況
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1月30日(火)☆[概況/大引け]

決算発表が見守られもみ合い。SMCは株式分割期待、運輸株は値上げによる採算改善期待。韓国ポスコの減益で日本製鉄は下落。

大引けの日経平均は50円高の2万7,433円、TOPIXは0.2ポイント安の1,982ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は960、下落銘柄数は795。出来高は11億3,070万株、売買代金は2兆7,730億円。
春節明けの上海株高を受け前場の日経平均は小幅高となったが、決算発表が見守られ後場はもみ合いとなった。

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