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コラム2023年1月31日

【本日のマーケット】1月31日(火)

1月31(火)のマーケット                                                                   

1月30日の米国株式市場でNYダウは7日ぶりに反落。FOMCを控え利益確定の売りが優勢となった。ジョンソン&ジョンソンはベビーパウダーのがん訴訟に対して、負債を移管させた事業子会社を破産申請したことに対して、連邦控訴裁判所が破産法の恩恵を受けることはできないと判断したため、売られた。シェブロンやサービスナウ、ショッピファイが下落し、ゴールドマン・サックスとオンライン中古車販売のカーバナは上昇。NYダウは前日比260ドル(0.77%)安の33,717ドル。ナスダックは3日ぶりに反落。テスラとエヌビディア、メタプラットフォームズが反落。NASDAQ総合指数は前日比227ポイント(1.96%)安の11,393。S&P500指数は前日比52ポイント(1.30%)安の4,017。

日経平均は反落。令和臨調の提言でも政府・日銀の共同声明は大幅には変わらないという見方から銀行株が下落。半導体関連も安く、SMCも反落。M&Aキャピタルは大幅減益でストップ安。回転すしの利用客による迷惑動画で来店客が減ると警戒されF&LCが下落。OLCとソシオネクストは業績上方修正で高い。中部電力は通期経常利益予想を赤字から黒字に上方修正したため大幅高。メルカリはジェフリーズによる目標株価引き上げを好感。

スタンダード市場では、フェローテックはマッコーリー証券による新規強気判断で買われた。東京ソワールは業績増額修正と3期ぶり復配予想でストップ高。日アビオは10~12月期の増益転換で高い。一方、ミナトHDは大幅反落。東映アニメは通期予想を据え置いたことで売られた。

グロース市場では、M&A総研とCANBASが大幅続伸。ギックスは上期決算の通期予想に対する進捗率が高くストップ高。昨年末に上場したELEMENTSがストップ高。アクシージアはプライム市場への変更が発表されたが、株式売り出しによる需給悪化が警戒され大幅安。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。5日移動平均線(2万7,380円)を割り込み、2万7,500円処の壁の厚さを感じさせる。再び一目均衡表の雲の中に潜ってしまった。

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注目記事 Pick up
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異次元緩和 10年間の功罪と新体制への道
日本証券新聞2月1日(水)紙面1面TOP記事掲載

東短リサーチ 加藤出社長、チーフエコノミスト語る

様子見気分に小幅安。2月1日にかけて米FOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、10日前後には黒田東彦総裁の後任となる日銀新総裁人事の国会提示も控える。本格化してきた決算発表と並んで、内外“金融イベント”への関心が高まりやすいタイミングだ。有数の日銀ウォッチャーとして知られる東短リサーチの加藤出(かとう・いずる)社長、チーフエコノミスト(写真)は30日、日本アナリスト協会主催の講演会を開催した。特に興味深い発言内容を以下のようにまとめた。

「ここ10年間に急膨張した日銀の資産はコロナオペ終了でいったん減少に転じたが、再び急増してきた。1月の長期国債購入額が24兆円近くに達するなど、経済ショックも生じていないなかでは異常な状態だ。0.5%の長期金利は海外から見て不自然に低過ぎる」

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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1月31日(火)☆[概況/大引け]

反落。令和臨調の提言でも効果は期待薄で銀行株は下落。中部電力は大幅高

大引けの日経平均は106円安の2万7,327円、TOPIXは7ポイント安の1,975ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,150、下落銘柄数は624。出来高は12億542万株、売買代金は2兆9,196億円。
日経平均は反落。

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