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コラム2023年5月30日

【本日のマーケット】5月30日(火)

5月30(火)のマーケット                                                                   

5月29日の米国株式市場はメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の祝日で休場。

日経平均は利益確保の売りで反落した場面もあったが、政府によるAI向け半導体などの支援が好感され、4日続伸となった。プライム市場では、ソシオネクストやアドバンテストが買われた。神戸鋼はみずほ証券が投資判断を引き上げた。ACCESSは第1四半期の黒字転換でストップ高。一方、SUMCOは三菱UFJモルガンによる格下げで売られた。タマホームは配当権利落ちによる売りで大幅安。三菱ケミカルはUBSが投資判断を「Sell」に下げたことが響いた。

スタンダード市場では、スマホゲームのenishが2日連続ストップ高。再生可能航空燃料関連の大阪油化がストップ高。ショーケースはスマホ向け本人確認サービスでマイナンバーカードが利用できるようになることでストップ高。PKSHAは8日ぶりに反落。フェローテックも反落。

グロース市場では、monoAIが反発し、AI顔認証による入退室管理システムのセキュアも高い。最近の株価調整が大きかったBirdmanにはリバウンド狙いの買いが入った。GENOVAとプログリットが高値更新。ispaceは反落し、営業支援のアイドマは調整が継続した。

チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陽線。5日移動平均線(3万992円)を割り込むことなく、終始3万1000円台で推移して底堅さを見せた。

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新しいNISA利用意向7割
日本証券新聞5月31日(水)紙面1面TOP記事掲載

日本株も健闘、高配当に人気 マネックス証調査

ネット証券の利用者の9割が来年にNISA(少額投資非課税制度)が抜本的に拡充・恒久化されることを知っており、7割が利用意向であることがマネックス証券の調査で分かった。政府は資産所得倍増計画を打ち出し、新しいNISA制度を策定したが、既存の投資家層は積極的に活用していく姿が浮き彫りになった。

調査はマネックス証券に口座を持つ1,132人が今年3月、ネットで回答した。新しいNISAの利用はつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円までの計360万円まで利用できる。つみたて投資枠は金融庁が認めた低コストの投資信託・ETF、成長投資枠は株式も含めて購入できる。毎月分配型やレバレッジ型の投信は対象外。

このうち、「成長投資枠を優先して使いたい」方は23.9%、「つみたて投資枠を優先して使いたい」方は21.6%とほぼ拮抗。また、「両方の枠を上限枠まで使う予定」も26.8%に上った。新しいNISAは恒久化され、機会損失を考慮すればできるだけ早く満額にすることが、将来的にリターンが増えると想定している投資家が一定層いることが分かる。生涯投資枠の1,800万円に達するまで、制度開始から5年間360万円ずつ投資する投資家が増えれば、相場の下支えになるだろう。

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今日の市況概況
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5月30日(火)☆[概況/大引け]

政府によるAI向け省エネ半導体の開発支援が好感され、日経平均は持ち直したが、TOPIXは小幅安

大引けの日経平均は94円高の3万1,328円、TOPIXは1ポイント安の2,159ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は576、下落銘柄数は1,197。出来高は11億1,540万株、売買代金は3兆194億円。
日経平均は利益確保の売りで反落した場面もあったが、経済産業省が「半導体・デジタル産業戦略」の改定案に、生成AI(人工知能)向けの省エネ半導体の開発やデータセンターの増設を盛り込んだことを受けて、半導体関連が買われたため、4日続伸となった。
ただし、プライム市場全体では下落銘柄数が多く、TOPIXは小幅安。

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