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コラム2023年12月26日

【本日のマーケット】12月26日(火)

12月26(火)のマーケット                                                                   

12月25日の米国株式市場はクリスマス休暇のため休場。

日経平均は欧米市場のクリスマス休暇と、期末の自社株買い自粛期間の影響で小動き。自動車株と高島屋やJフロントなどの百貨店株が安い。一方、レーザーテックは堅調で、台湾上場IT11社の11月の売上高が10カ月ぶりにプラスとなったため、太陽誘電も上昇。gumiはSBIによる追加取得でストップ高となり、日本光電はバリューアクト・キャピタルが5%超保有で急騰。LINEヤフーは「ハイテク株の女王」のキャシー・ウッド氏のファンドが約1年ぶりに購入した。

スタンダード市場ではアサカ理研やまんだらけ、ホリイフードが反落し、バイク王が年初来安値。わかもと製薬は独VSYバイオテクノロジー社から導入した多焦点眼内レンズについて、医療機器製造販売承認申請を行ったためストップ高。核融合発電関連の助川電気が大幅高となった。

グロース市場では、農作物の産直ECの雨風太陽は岡山県の農機メーカーの小橋工業が保有判明で急騰した。シャノンはチャットGPTと連携したコンテンツ作成支援の「シャノン コンテンツアシスタント」を発表しストップ高。海帆は続落となり、ブランディングテクノロジーは年初来安値。

チャート上では、下ヒゲを伴い実体線が極端に短い陽線。海外市場のクリスマス休暇を受けて薄商いが継続。小幅ながら3日続伸となり、25日移動平均線(3万3155円)がサポートとなった。

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円高進行に備え 日米金利差は縮小方向
日本証券新聞12月27日(水)紙面1面TOP記事掲載

JAL、ANAなどマーク 小売り、インバウンドに狙い 素材系にも追い風

円/ドル(週足)

日米の金融政策の方向性を踏まえ、2024年は円高ドル安が進むとの見方が一般的だ。円高に備えた準備をしておきたい。

23年は11月に1ドル=151円台後半と歴史的な水準にまで円安が進んだ。その後は米国でインフレの抑制を示す経済指標が相次いだことから、長期金利が低下、日米の金利差縮小の期待を背景に12月には140円台まで円高ドル安が進行する場面があった。

24年はFRB(米連邦準備制度理事会)がいよいよ政策を転換し、6~7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利下げを開始するとの見方が強まっている。

日本では日銀のマイナス金利解除が焦点だ。4月25~26日の日銀政策決定会合で解除が決定されるとの予想が有力なようだが、早ければ1月22~23日の会合で決まるとみる向きもある。タイミングを読み切ることは難しいが、ここまでの日米経済情勢を踏まえると、その方向性が変わることはなさそうだ。今のところ130円から135円程度の水準まで円高が進むとの見方が多い。地政学的リスクなど金利差以外の要素もあり、シナリオ通りに行くとは限らないが、円高が有利となる銘柄を押さえておきたい。

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今日の市況概況
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12月25日(月)☆[概況/大引け]

様子見姿勢だったが、ハイテク株の一角が買われ、小幅高。百貨店と自動車は安い

大引けの日経平均は51円高の3万3,305円、TOPIXは1ポイント高の2,338ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は923、下落銘柄数は668。出来高は10億4,887万株、売買代金は2兆5,632億円。
海外投資家がクリスマス休暇で、日本では決算期末(中間決算、四半期決算を含む)の5営業日は自社株買いの自粛期間となることも影響し、日経平均は小動きだったが、ハイテク株の一角が買われ、終値では小幅高となった。

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