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コラム2026年5月29日

【本日のマーケット】5月29日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

5月29日(金)のマーケット                                                                   

5月28日のNYダウはもみ合い、ナスダックは小幅高。米国とイランは60日間の停戦延長と、イランの核開発計画を巡ってさらなる協議を開始することで暫定合意に達したと報じられた。合意にはトランプ大統領の承認がなお必要で、トランプ米大統領は「数日間」の検討時間を求めた。主要3指数は連日の最高値更新で、ナスダックとS&Pは6日続伸だが、利益確定の売りで上げ幅は小幅。ビッグデータの管理・分析サービスのスノーフレイクが急騰。通期見通し上方修正とアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)がスノーフレイクに自社開発の半導体や計算インフラを提供することが好感された。NYダウは前日比24ドル(0.05%)高の50,668ドル。NASDAQ総合指数は前日比242ポイント(0.91%)高の26,917、S&P500指数は前日比43ポイント(0.58%)高の7,563。

米デルがAIサーバー売り上げ見通しを上方修正し、時間外取引で大幅高となり、日経平均は反発。台湾の鴻海(ホンハイ)精密の会長が株主総会で主要クラウドサービスプロバイダーの設備投資により、自社の成長性に自信を見せたため日経平均はさらに上げ幅を拡大。村田製作所と太陽誘電が大幅続伸。SUMCOは野村証券がウエハーが足りなくなる可能性が浮上と述べ、目標株価を引き上げたため急伸。データセンター関連の武蔵精密はストップ高。

スタンダード市場では、米スペースXにファンドを通じて出資したBitcoinJPNは2日連続ストップ高。AIサーバー用銅張積層板成型用真空プレス装置の北川精機は7日続伸。オリコンはMBO(経営陣が参加する買収)を発表し上昇。ザインエレクは反落した。

グロース市場では、宇宙関連のアストロスケールやQPSと、モザイク結晶のEDPが反落した。オンコリスバイオは3日続落。AIインフラのデータセクションは2日連続ストップ高。かっこはAIシステム企業のAnycloudを子会社化で2日連続ストップ高となった。

日足チャート上では、寄付きが安値となる大陽線。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(6万6178円)を上抜き、騰勢を強める格好となり高値を更新した。25日移動平均線との乖離率が7.16%と買われ過ぎ水準に位置しているが買い需要が勝っている。週足では大陽線を示現。月足でも大陽線。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(6万3036円)とプラス3シグマ(6万9641円)のレンジ内での値動きとなり、強い買いトレンドの継続がうかがえる。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。壮大な上昇相場が続いています。日経平均がまたもや史上最高値を更新しました。水曜日にざら場高値で66,000 円を突破した後、一日置いて金曜日には大引けでもその大台を突破するに至っています。

世界的なAIブームが継続し、半導体・データセンター関連株の熱気は一向に冷めません。文字通りの記録的な大相場です。

一握りの半導体関連株がリードする形で日経平均の上昇が先行しましたが、ついに TOPIX までが最高値を更新するに至りました。

来週から 6 月相場が始まります。FRB の新議⾧にケビン・ウォーシュ氏が正式に就任し、米国はタカ派的な金融政策に移るものと見られます。懸念された米国の⾧期金利の上昇にはいったんは歯止めがかかっています。

6月相場の最大の焦点のひとつが、現在の極端なまでの二極化相場、「K字型」の物色が修正されるかどうかです。私は修正されると思っていますが、出遅れ物色の中にも銘柄選別の趨勢は続くと思われます。

果たしてどのような展開が待ち受けているのか。とても興味深いです。

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注目記事 Pick up
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【モメンタム投資に注目
日本証券新聞 6月1日(月)紙面1面TOP記事掲載 

日経平均、過去最高値 東海東京 岡本祐太氏

29日の日経平均株価は1,636円高の6万6,329円と急騰し、最高値を記録した。だが、中身を見ると生成AI、半導体関連株は急上昇する一方、トヨタ自動車(7203・P)任天堂(7974・P)といった日本を代表する企業群でもさえない銘柄が多く、物色は一部に集中している。東海東京インテリジェンス・ラボの岡本祐太マーケットアナリストは28日、メディア向けの勉強会を開催。決算発表後の市場の状況から、勢いづいている銘柄を選別するモメンタム投資など物色方法をアドバイスした。

昨年は米関税、今年はイラン情勢と毎年のようにリスクイベントがあるものの、日本企業の業績は好調。プライム市場の3月期決算企業の当期利益は前期は12.6%増と好調で5期連続の過去最高。今期は会社予想で4.3%増、コンセンサスでは12.4%増とさらに上積みが見込まれる。イラン情勢悪化で一時落ち込んだ株価も、日経平均株価は4月中に、TOPIXも足元で再び回復、最高値圏を上昇中だ。

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今日の市況概況
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5月29日(金)☆[概況/大引け] 

最高値更新、1636円高の6万6329円。米デルと台湾の鴻海(ホンハイ)精密が作用

大引けの日経平均は1,636円高の6万6,329円、TOPIXは55ポイント高の3,957ポイント、東証プライム市場の上昇銘柄数は938、下落銘柄数は586。出来高は46億212万株、売買代金は16兆3,127億円。
米デルがAIサーバー売上見通しを上方修正し、時間外取引で4割高となり、日経平均は反発した。
さらに、エヌビディアのAIサーバーを生産している台湾の鴻海(ホンハイ)精密の会長が、株主総会で「主要クラウドサービスプロバイダー‌による今年の設備投資額はすでに7,000億ドルを超えている。来年の設備投資額は1兆ドルに達する‌可能性があると見込まれている。これにより、当社の将来の成⁠長の勢いに対して絶大な自信を持っている」と語った。
これを受けて、日経平均はさらに上げ幅を拡大し最高値を更新した。終値ベースでのこれまでの最高値は5月25日の6万5,158円。本日の取引時間中の高値は6万6,505円となり、5月27日のザラ場最高値の6万6,428円を上回った。

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