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コラム2024年2月8日

【本日のマーケット】2月8日(木)

2月8(木)のマーケット                                                                   

2月7日の米国株式市場は続伸。AI関連のパランティア・テクノロジーズが続伸。イーライリリーは糖尿病治療薬が牽引し10~12月期がアナリスト予想を上回ったことで買われた。フォードも10~12月期決算がアナリスト予想を上回ったことで上昇した。ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は第三者の投資家から資金を集め、傘下フラッグスター・バンクが抱える住宅ローン債権ポートフォリオに流動性を注入する計画で、リスクを移転することが好感され、買い戻された。スナップチャットを運営するスナップは第1四半期の見通しが失望された。NYダウは前日比156ドル(0.41%)高の38,677ドル。ナスダックではエヌビディアとメタプラットフォームズが買われ、アムジェンが売られた。NASDAQ総合指数は前日比147ポイント(0.95%)高の15,756。S&P500指数は前日比40ポイント(0.82%)高の4,995。

内田日銀副総裁がマイナス金利政策を解除しても緩和的金融環境を維持するという考えを示し、日経平均は一時800円を超える上げ幅となり3万7000円に接近。傘下の英アームが1~3月期の強気見通しでソフトバンクGは大幅高。ルネサスエレクは約20年ぶりの復配で人気。SUBARUは業績上方修正で高く、オリックスは通期予想の下方修正がなくUBSが目標株価を増額。スズキは決算がアナリスト予想に届かず、清水建設は通期赤字予想で下落。

スタンダード市場では、AI関連事業を新規事業として開始するフォーサイドが再び買われ、伊勢化学は好決算でストップ高。ジャパンエンジンは通期業績予想と配当予想を上方修正したためストップ高となった。コンビニの再編期待でポプラとスリーエフが大幅高。ぷらっとホームは大幅反落。

グロース市場では、売れるネット広告が新規事業や子会社買収の発表が相次ぎ、連日のストップ高。W TOKYOは秋元康氏などを迎えたグローバルなエンターテインメント事業を2月に始動すると発表しストップ高。monoAIがストップ高。QPS研は反落し、ABEJAは続落。

チャート上では大陽線を引き、3万7000円目前まで上値を伸ばした。パラボリックも1月25日以来の陽転となり、強いトレンドが継続。明日のオプションSQを通過して3万7000円を超えて行けるかが注目される。

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SBI証「無料化てこに勝ち組に」
日本証券新聞2月9日(金)紙面1面TOP記事掲載

他社に打撃、業界再編を予測 親会社も好決算

SBI証券が7日発表した今3月期第3四半期決算は営業収益1,517億円(前年同期比19.9%増)、営業利益531億円(同20.5%増)と、昨年10月に国内株式手数料を無料化したにもかかわらず過去最高。親会社のSBIHD(8473・P)の勝地英之常務執行役員は「手数料ゼロをてこにして証券会社の勝ち組になる。他社は厳しい状況になっている」と自信を見せた。SBIHDも32.2%増収、税引き前利益2倍の好決算だった。

SBI証券は10~12月に限ると前四半期比2.7%減収、13.5%営業減益だったが、口座数は加速度的に拡大し、同日国内初となるグループ1,200万口座突破を発表。他社からの移管も急激に増えている。NISA(少額投資非課税制度)口座の移管数は前年同期比6.7倍の22万7,350件に上り、ライバルの楽天証券からの変更が半数を占める。

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今日の市況概況
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2月8日(木)☆[概況/大引け]

743円高。内田日銀副総裁がハト派発言。ETFも残高の扱いは別の問題と述べた

大引けの日経平均は743円高の3万6,863円、TOPIXは12ポイント高の2,562ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は585、下落銘柄数は1,013。出来高は20億9,634万株、売買代金は5兆5,622億円。
内田日銀副総裁がマイナス金利政策を解除しても緩和的金融環境を維持するという考えを示したことを受けて、日経平均は一時800円を超える上げ幅となり3万7,000円に接近した。

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