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コラム2024年2月13日

【本日のマーケット】2月13日(火)

2月13(火)のマーケット                                                                   

2月12日の米国株式市場でNYダウは反発したが、ナスダックとS&P500は反落した。NY証券取引所ではパランティア・テクノロジーズとエクソン・モービルが買われ、ウーバー・テクノロジーズは利益確保の売りで続落。NYダウは前日比125ドル(0.32%)高の38,797ドル。ナスダックではアームが再び急騰し、スーパー・マイクロ・コンピュータは6日続伸。テスラは1月に欧州で「モデルY」の価格を下げたが、米国でも1月29日までの期間限定で価格を下げたため売られた。ロイターはEVの需要鈍化に加えて、中国のBYDなどのと価格競争に直面していると報じた。NASDAQ総合指数は前日比48ポイント(0.30%)安の15,942。S&P500指数は前日比4ポイント(0.09%)安の5,021。

日経平均は1000円を超える上げ幅。東京エレクは業績上方修正と来期の強気の見方を示したため急騰した。ソフトバンクGは英アームが再び急騰したことで買われた。金融庁が損保4社に対して政策保有株の売却加速を求めたため、ROE改善期待で東京海上やMS&ADが急騰した。アシックスは好決算と自社株買いを発表しストップ高。一方、マツダとゼンショーは決算がアナリスト予想を下回ったため大幅安。日揮は業績下方修正で急落した。

スタンダード市場では、NCDが業績予想と配当予想を増額しストップ高。タカトリは半導体向けSiC切断加工装置が好調で第1四半期が好決算だったためストップ高。直近新規公開株のSOLIZEが2日連続ストップ高。少子化対策関連のポピンズが高い。伊勢化学とポプラは反落。

グロース市場では、直近新規公開株のQPS研がストップ高。EV充電器のエネチェンジは前期営業赤字だったが、今期は黒字化見通しのためストップ高。クラウドID管理のHENNGEは第1四半期が好決算でストップ高。W TOKYOは反落した。医療情報サイトのGENOVAは急落。

チャート上では大陽線を引き、一時3万8000円まで到達。出来高も21億株、売買代金も5兆9000億円台と大商いとなり、相場の活況度合いがうかがわれる。

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日経平均 1989年最高値まで「あと905円」
日本証券新聞2月14日(水)紙面1面TOP記事掲載

AI・半導体が牽引 一時3万8,000円乗せ 東エレク、ソフトバンクGが指数を押し上げ

東京エレクトロン(8035・日足)

3連休明けの東京市場では日経平均株価が前週末比1,113.27円高の3万8,010.69円まで買われ、1989年末の最高値3万8,915.87円まで、905.18円の水準に迫った。ここまでの上昇には東証の要請を受けた資本市場に対する企業の意識変化、デフレ経済からの脱却期待など様々な要因があるが、生成AIの普及を背景にした半導体関連などのハイテクセクターの寄与も大きい。生成AIはインターネットの登場以来のイノベーションともいわれ、新たな技術革新が相場を新たな水準に導いているともいえる。

13日は東京エレクトロン(8035・P)が13.3%もの急伸となり、連日の上場来高値更新。9日に決算を発表し、2024年3月期の業績見通しを上方修正、配当予想を引き上げた。また、ソフトバンクG(9984・P)も英国の半導体設計会社で、AI分野での成長期待が高いアームの株価急伸を受けて大幅続伸。東エレクとソフトバンクGの2社で日経平均株価を496円強押し上げた。

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今日の市況概況
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2月13日(火)☆[概況/大引け]

1,000円を超える上げ幅となり、一時3万8,000円に乗せた

大引けの日経平均は1,066円高の3万7,963円、TOPIXは54ポイント高の2,612ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,274、下落銘柄数は353。出来高は21億4,573万株、売買代金は5兆9,628億円。
日経平均は1,000円を超える上げ幅となり、一時3万8,000円に乗せた。
東京エレクトロンは業績上方修正と来期に強気の見方を示したため急騰した。

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