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コラム2024年2月20日

【本日のマーケット】2月20日(火)

2月20(火)のマーケット                                                                   

2月19日の米国株式市場はプレジデンツデーの祝日で休場。

中国が住宅ローン基準金利を下げ、日経平均は前場に一時271円高となったが、上海株の反応が芳しくなく、下落に転じた。終盤は下げ渋り。21日のエヌビディアの決算発表で材料出尽くしリスクからアドバンテストは3日続落。銀行と商社も反落。三菱重工が続伸となり、海運とSMCやファナックなどの設備投資関連も高い。野村証券が「米中ディカップリング」恩恵銘柄の1つに挙げたセブン&アイが上昇。日東紡はモルガン・スタンレーが格上げ。

スタンダード市場では、直近新規公開株で製品開発サポートのSOLIZEが2日連続ストップ高。フォーサイドと第一商品が上昇。航空宇宙関連の放電精密は大幅続伸。ジーデップ・アドバンスは、顧客が研究開発用サーバーを追加導入したため大幅高。PKSHAは9日ぶりに反落。

グロース市場では、シャノンが生成AIを駆使した「マーケティング運用代行パッケージ」を発表しストップ高。3Dマトリックスは自己組織化ペプチド技術を用いた、炎症性腸疾患等に関する特許取得で買われた。一方、QPS研とウェルスナビは利食い売りで続落となった。

チャート上では、長めの上ヒゲを伴う陰線。ここ数日は売り買い拮抗しており、最高値を目前に足踏み状態が続いている。5日移動平均線(3万8236円)がサポートとなるか注目される。

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日経平均株価 最高値を前に足踏み 物色範囲は拡大傾向
日本証券新聞2月21日(水)紙面1面TOP記事掲載

主力セクターの中から自動車関連 トヨタは最高益の更新続く

トヨタ自動車(7203・週足)

20日の東京株式市場では日経平均株価が一時、前日比271.95円高の3万8,742.33円まで上昇、16日の残り50円に続き、1989年12月末の最高値3万8,915.87円まで残り173.54円まで上昇する場面があった。最高値を目前に足踏みが続くが、更新は時間の問題とみられる。

この日は中国人民銀行(中央銀行)が最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の5年物を25ベーシスポイント(bp)引き下げたことが材料視された。引き下げは2023年6月以来。5年物LPRは住宅ローン金利の指標で、住宅販売の不振が長期化するなか、金融緩和で不動産市場の活性化を図る狙いがある。中国の景気刺激策を好感し、関連株の一角が買われたこともあり、日経平均株価は上昇に転じた。ただ、その後は再びマイナス圏に沈むなど、大きく材料視されることはなかった。

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今日の市況概況
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2月20日(火)☆[概況/大引け]

BofA証券が日経平均の予測値を引き上げ、終盤、下げ渋る場面も

大引けの日経平均は106円安の3万8,363円、TOPIXは7ポイント安の2,632ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は702、下落銘柄数は899。出来高は16億1,113万株、売買代金は4兆4,390億円。
中国人民銀行が住宅ローン基準金利を0.25%下げたため、景気刺激策に期待して、日経平均は前場に一時271円高となった。
しかし、上海株の反応が芳しくなかったため、日経平均は下落に転じたが、終盤、下げ渋った場面もあった。

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