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コラム2024年2月26日

【本日のマーケット】2月26日(月)

2月26(月)のマーケット                                                                   

2月23日の米国株式市場でNYダウは朝方213ドル高となったが、買い一巡後は伸び悩んだ。決済サービスのブロックは業績上方修正を発表し大幅高となり、オンライン中古車販売のカーバナは決算を受け急騰した。イーライリリーは一服し、パランティア・テクノロジーズは反落。NYダウは前日比62ドル(0.16%)高の39,131ドル。ナスダックは小反落。エヌビディアは一時小幅安となる場面もあり、伸び悩んだスーパー・マイクロ・コンピュータは利食い売りで反落。AMDと旅行やレストランのオンライン予約のブッキングHDも安い。業績予想下方修正で21日に急落した経緯のあるパロアルトネットワークスには押し目買いが入った。アームHDは続伸。NASDAQ総合指数は前日比44ポイント(0.28%)安の15,996。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)高の5,088。

続伸。中外薬や第一三共などの医薬品と三菱UFJなどの銀行が高い。楽天銀は株主優待制度の導入が好感された。ドラッグストアのウエルシアとツルハは経営統合の観測報道で大幅高。政府クラウド関連のさくらインターネットが急騰。防衛省はNTTが開発中の次世代通信基盤のIOWNを活用と報じられ、IOWNの発展に向け、NTTと資本業務提携で合意しているACCESSはストップ高。半面、先駆した半導体関連は売られ、海運が安い。

スタンダード市場では、AI関連のPKSHAが大幅続伸。enishは開発中のブロックチェーンゲームを4月に配信決定でストップ高。ムラキは業績上方修正と増配を発表し大幅高となり、ベネフィットジャパンは大幅増配を好感。やまみは株式売出で下落し、東洋合成は野村証券が格下げ。

グロース市場では、直近新規公開株のVRAIN Solutionが大幅高。海帆とLaboroAIが大幅続伸となり、ピクスタは大幅反発。ピアズがストップ高。ELEMENTSは住信SBIネット銀行のアプリで顔認証の機能が導入され物色された。QPS研とデジタリフトは反落。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陰線。最高値更新となった先週からギャップアップで寄り付いたが、利益確定売りも多く上値は抑えられた。

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焦点 次の関門は「TOPIX・2884」
日本証券新聞2月27日(火)紙面1面TOP記事掲載

動き出すか、NTT

歓喜に沸いた22日。日経平均の歴史的な最高値更新に、胸を熱くした投資家も多かったろう。

生成AI関連の値がさ株に牽引されて2月初旬以降、爆騰。1989年末の最高値をついに抜き去り、終値で初の3万9,000円台に駆け上がった。

振り返って、米国の大恐慌に至る前の29年9月3日に付けた大天井(NYダウ381.17ドル)を54年11月に抜くまで足かけ25年あまりを要した。ところが日本の場合、実に34年2カ月。気が遠くなるような長い道のりだった。

そのNYダウについていえば、54年初秋、つまり最高値を更新する2カ月ほど前まで29年9月の大天井は「難攻不落の高値と考えられていた」という(『ウォール街二百年』、ロバート・ソーベル著、邦訳は東洋経済新報社1970年刊)。日経平均の89年最高値に注ぐ、つい数カ月前までの日本市場関係者の視線と重なる。

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今日の市況概況
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2月26日(月)☆[概況/大引け]

続伸。医薬品と銀行が買われ、国策関連が急騰。先駆した半導体関連は売られ、海運が安い

大引けの日経平均は135円高の3万9,233円、TOPIXは12ポイント高の2,673ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は839、下落銘柄数は757。出来高は18億4,278万株、売買代金は5兆1,119億円。
日経平均は続伸。第一三共や中外製薬などの医薬品株と三菱UFJなどの銀行が高い。楽天銀行は株主優待制度の導入が好感された。
ドラッグストアのウエルシアとツルハは経営統合の観測報道で大幅高となった。
政府クラウド関連のさくらインターネットが急騰。

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