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コラム2026年4月17日

【本日のマーケット】4月17日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

4月17日(金)のマーケット                                                                   

4月16日のNYダウは反発、ナスダックは12日続伸。主要3指数は序盤に値下がりしたが、トランプ大統領が「イスラエルとレバノンの指導者が10日間の停戦を開始すること​で合意した」と投稿したことで上昇に転じた。AMDはフランスのAI国家戦略を支援する計画を発表したことで買われた。イーロン・マスクのSpaceXの衛星インターネット部門であるStarlinkは、市場調査会社Apptopiaが報告書で、世界的なユーザー増加とアプリダウンロード数の急増を実感していると発表し、今夏の上場予定である親会社(SpaceX)の上場支援に果たした役割を強調した。SpaceXの連想で、宇宙関連のロケットラボが上昇した。アボット・ラボラトリーズはがん検査企業の買収費用負担を考慮して通期の収益見通しを引き下げたため売られた。NYダウは前日比115ドル(0.24%)高の48,578ドル。NASDAQ総合指数は前日比86ポイント(0.36%)高の24,102、S&P500指数は前日比18ポイント(0.26%)高の7,041。

前日の最高値更新の反動で反落。米国とイランの第2回目の交渉を見守る動きも影響した。半導体シリコンウエハーのSUMCOは11日ぶりに反落。防衛関連やメガバンクが売られ、原油価格高騰による建設資材や建機燃料費への悪影響で建設株も下落した。任天堂は新作「トモダチコレクション」の出足好調で上昇。リクルートは求職者側にも課金機会の可能性をCLSA証券が紹介し高い。ソフトウエア関連のSHIFTは出遅れ株物色。

スタンダード市場では、AIサーバー向けガラスクロスのユニチカと業績上方修正のテクノフレックスが大幅続伸。フィジカルAI関連が物色され、ヒーハイストや菊池製作所、テクノホライゾンが活躍。光ファイバー向け検査装置のsantecが反発。地盤ネットは反落。

グロース市場では、パワーXとQDレーザ、テラドローンが反落。一方、VALUENEXが続伸。3月27日に新規上場し、後継者不足の中小製造業をM&Aで事業承継するセイワHDが買われた。疲労回復パジャマのTENTIALは岩井コスモが目標株価を高めた。

日足チャート上では、昨日の陽線に並ぶ形の陰線。昨日までの3日間で3000円超上昇した分の3分1を下押す格好となったが、25日線と75日移動平均線のゴールデンクロスが示現しており、上昇局面と考えられる。週足では、上ヒゲを伴う陽線。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(5万8707円)を上抜く場面も見られた。パラボリックの陽転も示現しており、来週以降の動向に期待を抱かせるところ。パラボリックの陽転は3月第1週以来のこととなる。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。株式市場の状況は一変しました。米国とイランとの武力衝突は、イランの「核武装の解除」という恒久的な和平合意への期待が持ち上がっています。S&P500 と NASDAQ が史上最高値を更新し、日経平均も 59,000 円台半ばまで上昇して、一気に最高値を更新しました。

誰がこのような展開を予想したことでしょう。いや、予想できなかったのは私だけかもしれません。いずれにしても先週までの相場前提を見直さざるを得ない状況です。

短期的には急速に値を切り上げた分だけ、しばらくは値固めが必要です。それでも日経平均の予想レンジを引き上げる必要があります。当面は新しい居どころを探す展開となりそうです。

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【成長戦略の素案公表 中長期の意欲的目標並ぶ
日本証券新聞 4月20日(月)紙面1面TOP記事掲載 

自動運転車の世界シェア25%

前日に史上最高値を付けた反動もあり、17日の日経平均株価は5万8,475.90円と4日ぶりに反落。米ナスダックが12連騰で最高値となったのとは対照的だった。ただ、日本株は中長期では依然、伸びしろが大きい。

政府が16日開催した日本成長戦略会議の分科会で、高市内閣の掲げる17の戦略分野で優先支援する34項目の製品・技術についての目標素案が報告された。既に3月にフィジカルAIなど27項目が公表されており、残りの分が出そろった。2030年代に自動運転車の世界シェア25%など、中長期での意欲的な数値が並んだ。今後、投資の目標額を定めたロードマップを策定し、今夏に日本成長戦略として発表する予定。

自動運転車については米中より遅れていると分析したうえで、現在の自動車販売台数の世界シェアが25%であることから、30年代に自動運転車もシェア25%を確保することで、日本の自動車関連産業を守ると掲げた。

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今日の市況概況
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4月17日(金)☆[概況/大引け] 

海峡封鎖が解除されても油田の再稼働には1カ月以上かかる

大引けの日経平均は1,042円安の5万8,475円、TOPIXは53ポイント安の3,760ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は607、下落銘柄数は931。出来高は21億3,249万株、売買代金は7兆5,089億円。
日経平均は前日の最高値更新の反動で反落した。米国とイランの第2回目の交渉を見守る動きも影響した。
イランは恒久​的な停戦が成立し、米国とイスラエルが将来再び攻撃を行わないという国連の保証がある場合にのみ、ホルムズ海峡を開放する意向と報じられた。
なお、和平合意が成立し、ホルムズ海峡の封鎖が解除されても、生産を停止した油田の再稼働には1カ月以上かかる。油井に圧力をかける作業を急ぎすぎると貯留層が傷み、地下水やガスが流入しかねないことが理由。

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