10月27日(火)のマーケット
10月26日の米国株は反発。AI開発企業アンソロピックが株式市場への上場(IPO)に向けた書類で事業内容などを説明する目論見書を公表した。11月中旬ごろにナスダック市場に上場する見通し。これを受けて、AI・半導体関連を中心に買われた。スペースXは、資産運用会社アポロ・グローバル・マネジメントの関連会社がAI向け半導体とサーバー機器を購入し、同社にリースする契約を締結した。エヌビディアのGPUが購入されるため、エヌビディアは上昇した。メタプラットフォームズは公募増資を発表し、株式価値の希薄化が警戒され売られた。ブラジルで25日に行われた大統領選の決選投票で、左派で現職のルラ大統領が右派のボルソナロ上院議員を破り再選を果たしたことを受け、財政再建への期待が後退したため、26日のブラジルの株式市場と通貨レアルが急落した。米国株式市場でもブラジルのデジタルバンキングのヌー・ホールディングスとブラジルのオンライン証券会社のXPが売られた。NYダウは前日比146ドル(0.28%)高の52,361ドル。NASDAQ総合指数は前日比214ポイント(0.82%)高の26,169、S&P500指数は前日比53ポイント(0.70%)高の7,676。
日経平均は4日ぶりに大幅反発。AI関連の上場延期が相次ぐ中で、米アンソロピックが申請に向けた書類を公開した。投資家心理が改善し、アドバンテストなどのAI・半導体関連が買われた。イビデンは野村証券が目標株価を引き上げたことが好感された。大日本塗料は業績予想の上方修正で急騰した。一方、キオクシアは伸び悩んだ。第一三共は米メルクが抗がん剤の臨床試験データを発表し、競争圧力から売られた。AI半導体関連に物色が戻ったため、不動産株は反落した。
スタンダード市場では、セキュアヴェイルが2日連続ストップ高。ユビキタスAIもセキュリティ関連でストップ高。ムラキはイクヨがTOB(株式公開買い付け)を発表しストップ高。イクヨは下落。鈴茂器工は上期予想の上方修正で買われた。半導体設計関連のジーダットは売られた。
グロース市場では、ソーシャルワイヤーがは子会社によるAI活用のセキュリティコンサルを発表し3日連続ストップ高。データセクションは米AIインフラプラットフォーム提供会社への提供開始で3日連続ストップ高。テラドローンが続伸。ハートシードは学会賞受賞で高い。
日足チャート上では、上ヒゲを伴う陽線。4日ぶりの大幅反発で5日移動平均線(6万3136円)を上抜いた。終値で5日移動平均線上に位置するのは10月7日以来、3週間ぶりのこととなった。10月は調整を続けてきたが、ここから反転となるか注目される。
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注目記事 Pick up
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【アンソロピック 11月IPO AI関連が一斉に反発 日経平均一時1,400円高】
日本証券新聞10月28日(水)紙面1面記事掲載
日本でも資金調達
AI新興企業のアンソロピックが11月にも米ナスダック市場にIPO(新規公開)の見通しとなり、日米の両市場で半導体などAIに関連する銘柄が買い戻された。AI関連株にはデータセンター(DC)を中心とする巨額の設備投資による財務負担、収益化に対する懸念が広がり、6月後半をピークに急落していた。新興AI企業のなかにはIPOを延期する動きが出ていたため、アンソロピックの上場準備が進むことに安心感が広がった。
27日の東京市場ではアドバンテスト(6857・P)、ソフトバンクグループ(9984・P)、東京エレクトロン(8035・P)、イビデン(4062・P)などが急伸、日経平均株価が一時前日比1,400円を超える上昇となった。ただ、日経平均は前日までの3日間で2,400円以上下げており、買い戻しの域を出ていないとみることもできる。
26日公開された目論見書によると、アンソロピックは今回の上場で1,000億ドル(約15兆8,000億円)規模の資金調達を目指す。
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今日の市況概況
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10月27日(火)☆[概況/大引け]
アンソロピックのIPO申請に向けた書類公開を好感

大引けの日経平均は1,078円高の6万3,268円、TOPIXは24ポイント高の3,997ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は704、下落銘柄数は798。出来高は22億4,473万株、売買代金は6兆9,360億円。
9月から10月にかけてAI関連の上場延期が相次いだ中で、米アンソロピックが上場申請に向けた目論見書を公開したため、投資家心理が改善した。アドバンテストなどのAI・半導体関連が反発し、日経平均も反発した。
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