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コラム2026年11月6日

【本日のマーケット】11月6日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

11月6日(金)のマーケット                                                                   

11月5日の米国株は大幅反落。3日の中間選挙の際の州知事選挙で、データセンターが集積するテキサス、ジョージア、オハイオでは建設に反対する候補が当選したため、データセンター開発の遅れやコストの増加が警戒された。マイクロン・テクノロジーやAMD、サンディスクが大幅安となった。テキサス州での規制強化の懸念からテスラとスペースXも大幅続落。アップラビンは好決算と自社株買い枠の拡大を発表し大幅高。広告主と出版社をつなぐモバイル広告技術プラットフォームで、AIを活用してアプリのインストールや売上を促進し、ブランドが新規ユーザーを見つけるのを支援している。NYダウは前日比1,833ドル(3.44%)安の51,523ドル。NASDAQ総合指数は前日比1,421ポイント(5.52%)安の24,314、S&P500指数は前日比334ポイント(4.35%)安の7,353。

米国株急落を受け東証は全面安となり日経平均は一時5万7000円割れ。米国でデータセンター建設にブレーキがかかるという不安からソフトバンクGやフジクラが年初来安値。キオクシアも大幅安。ロームは業績予想を上方修正したが、アナリスト予想に届かず急落。JTはロシア製造会社4社がロシア企業の管理下となりストップ安。リスクマネーの減退で不動産株の下げも目立った。クラウドセキュリティーサービスのHENNGEは好決算で大幅高。

スタンダード市場では、精工技研やERTHが大幅続落。内海造船は上期好決算だったが、通期大幅減益予想を変更せず大幅安。日本電子材料が反発。東京インキとバイク用品の卸売のデイトナは業績予想の上方修正を好感。デイトナはインドネシアとフィリピンが寄与した。

グロース市場では、GNIが大幅安。QDレーザやGO、テラドローンも安い。トライアルが反落。QPSやサイバーバズ、動物高度医療、JIGSAWは安値更新となった。データセクションは7日ぶり反発。低位株の夢展望が買われた。オンコリスバイオは下げ渋りを見せた。

日足チャート上では大陰線。ギャップダウンで寄り付き、下げ幅を拡大した。節目の6万円を下放れて5万7000円を割り込む場面も見られた。最高値から20%超の下落となったことで、調整局面入りが意識される。200日移動平均線(6万1964円)を下抜けたことで、早晩にここの回復を願いたいところ。5日続落で7224円の大幅下落となり、株価は7ヵ月前の水準となってしまった。週足でも大陰線。ボリンジャーバンドのマイナス3シグマ近辺で、パラボリックも陰転を示現。目先はリバウンドも想定される水準だが、ボラティティが高い状態が続いているだけに注意も必要な局面となった。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。2026年最大の政治テーマである米国の中間選挙が行われました。結果はトランプ大統領率いる与党共和党が大敗を喫し、民主党が大幅に議席数を増やすこととなりました。

中間選挙では現職の大統領が所属する与党はほとんど常に負ける、という定評があるようですが、これほどの大差がつくと事実上の大統領に対する不信任投票です。

この結果、米国は上下院ともに民主党が多数派を占めることとなり、トランプ政権の後半2年間はほぼレームダック状態となるとの見方が大勢を占めています。

ほとんど予想通りの結果だったとは言え、いざその状態が突きつけられてマーケットは激しく動揺しています。日経平均ではもはや年内に最高値を更新する見込みがほとんど消滅したと思われます。

60,000-65,000 円を中心とした不安定な値動きを続けることになりそうです。振り落されないように軸足をしっかりと踏ん張って、市場内部にとどまっていたいと思います。

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注目記事 Pick up
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【日経平均 一時4,300円安 AI関連から総崩れ】
日本証券新聞 11月9日(月)紙面1面TOP記事掲載 

アンソロピック上場が焦点に

日経平均(週足)

「ブルーウェーブ」が日米をはじめとするAI相場を大きく揺さぶっている。米中間選挙で民主党が大勝、データセンター(DC)計画が多い州の知事選でも民主党が勝利し、AIインフラ整備に政治的な逆風が強まるとの警戒から投げ売りが加速。5日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比12.3%下落とITバブル崩壊時の2000年3月以来の大きさとなった。ナスダック総合指数も同5.5%の急落で時価総額が一日で2.5兆ドル(約395兆円)減少、一日の減少額としては過去最高を記録した。

東京市場ではSOXと連動性が高い日経平均株価が一時4,332.09円(7.09%)安まで下落。前場中ごろから下げ幅を縮め、引けは同3,643.13円安の5万7,434.77円と下落幅で歴代3位、下落率は5.96%だった。前日に続きソフトバンクグループ(9984・P)、アドバンテスト(6857・P)、東京エレクトロン(8035・P)などが下げを主導。

AIは今後社会実装が進み、新たな情報インフラの基盤となることに間違いはなく、相場が終わったわけではないとの見方は残っているが、いったん大崩れした相場は投げ売り一巡を待つしかない。当面の注目スケジュールは11月中にナスダックへの新規株式公開(IPO)を目指すアンソロピックのロードショー(機関投資家向け説明会)。9日にスタート、予定通りに資金調達、上場が進むのかが焦点。

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今日の市況概況
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11月6日(金)☆[概況/大引け] 

3643円安の5万7434円。米国株急落を受け全面安

大引けの日経平均は3,643円安の5万7,434円、TOPIXは232ポイント安の3,707ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は21、下落銘柄数は1,524。出来高は43億583万株、売買代金は12兆4,808億円。
米国州知事選挙でデータセンターが集積するテキサス、ジョージア、オハイオでは建設に反対する候補が当選した。
ゴールドマン・サックスでは、民主党が⁠データセンター開発を制限する可能性がある州は、全米で計画されている容量の約45%を占めており、うちテキサス州が約25%と解説した。
5日の米国株が急落したため、6日の東証は全面安となり日経平均は一時5万7,000円割れとなった。

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