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コラム2021年7月7日

【本日のマーケット】7月7日(水)

7月7(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは5日ぶりに反落。6月のISM非製造業景況指数は60.1と5月の64.0から低下し、市場予想の63.5も下回った。景気回復のピークアウトが意識されたため、長期金利は0.07%低下し1.35%となった。NYダウは208ドル(0.60%)安の34,577ドル。ナスダックは3日続伸。金利低下でハイテク株が買われ、アマゾンやクラウドストライクが上昇。テスラは下落。ナスダック総合指数は前日比24ポイント(0.17%)高の14,663ポイント。S&P500指数は前日比8ポイント(0.20%)安の4,343。

本日の東京市場は、NYダウの下落を受けてギャップダウンでのスタート。先物主導で下落し、一時は481円安の2万8,161円まで売られた。明日、明後日のETFの分配金捻出のための換金売りが警戒され、幅広い銘柄が下落。徐々に下げ幅を縮めたが、買い上がるエネルギーは乏しく大引けの日経平均は276円安の2万8,366円。売買代金は2兆2,938億円。TOPIXは16ポイント安の1,937ポイント。

新興市場では、JASDAQは反落。アイビー化粧品は9日ぶりに下落。放電精密は通期上方修正だが、下期が下方修正だったため売られた。一方で、地質調査のキタックと川崎地質は大幅高。太洋物産はストップ高。マザーズ指数は前場反発した場面もあったが、買いが続かず3日続落。メルカリは3日続落。アンジェスやトラストHDが下落。対して、FRONTEOが反発し、サイジニアは大幅続伸。タスキは経産省が「DX認定事業者」に選定したことを材料視。

チャート上では大きく窓を空けての下落。一目均衡表の雲を下抜けたが、下げ渋りを見せ陽線での大引け。ここで踏み留まれるか正念場。

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鈴木一之 マーケットレポート 歴史に残る法人税改革の国際合意
日本証券新聞7月8日(木)紙面1面記事掲載

足カセ外れ 再び成長株投資へ 米経済回復は想定以上

鈴木一之です。東京オリンピックの開幕まであと2週間に迫ってきました。各国の選手団が次々に日本に到着しています。まだ日本国民のかなりの部分が再延期または中止を望んでいるという状態での開催強行でもあり、水際対策の最前線にある成田空港ではピリピリした様子が伝えられます。

その一方で、日本国内のコロナワクチンの接種はここにきて滞りが見られ始めています。自治体の希望する本数が届けられなくなり、予約の受付を停止した地方も見られます。まん延防止措置も延長が避けられない情勢となっており、オリンピック会場は無観客での開催が避けられそうにありません。コロナ危機下の日常生活は何もかも普段通りにとは行かないもので、忍耐強く物事を運ぶしかありません。株価の推移と一緒です。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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7月7日(水)☆[概況/大引け]

ETFの分配金捻出売りが警戒され広範囲に下落。TISは年初来対高値。レノバは続伸

大引けの日経平均は276円安の2万8,366円、TOPIXは16ポイント安の1,937ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は415、値下がり銘柄数は1,710。出来高は10億6,653万株、売買代金は2兆2,938億円。
明日、明後日のETFによる分配金捻出の売りが約8千億円と予想されているため、東証は広範囲に下落した。

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