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IPO2020年6月17日

新規上場紹介 アイキューブドシステムズ 7月15日 マザーズ 情報端末管理サービスを提供

アイキューブドシステムズ(4495)が7月15日、マザーズに新規上場する。当初は4月7日に上場する予定だったが、市場環境の変化を受けて上場を延期していた。

タブレット型端末やスマートフォンなどのモバイル端末、パソコンなど、企業で導入している情報端末のシステム設定などを一元管理・運用するEMM(エンタープライズモビリティ管理)サービスを、クラウドを利用したSaaS(必要な機能をサービスとして利用できるソフトウエア)の形態で提供している。

「CLOMO」と「SECURED APPs」の2つのサービスが主軸。「CLOMO」は端末の利用状態の可視化、機能設定・制限、セキュリティ対策の機能を、企業や法人の担当部署で一元管理・運用できるサービス。管理者が設定した勤務時間外は端末の仕様を制限できる「ワーク・スマート」という機能も備えており、働き方改革を支援する特徴もある。

「SECURED APPs」は、ビジネスで利用するブラウザ・メーラー・カレンダー・アドレス帳・ファイル共有の5つの定番アプリを提供。法人向けアプリに求められるセキュリティ要件を満たしながら、個人向けアプリ並みの使い勝手を両立している。

CLOMO事業が売上高の8割を占める。利用ライセンス数に応じたライセンス料をサブスクリプション(継続従量課金)方式で得る収益モデルで、半数以上の契約は年間契約。NTTドコモ(9437)をはじめとする携帯電話販売会社や携帯電話販売代理店を通じた取引が多く、販売先の上位5社による売上高が全体の7割弱を占める。

概要

●事業内容=法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供
●本社=福岡市中央区天神4-1-37
●代表者=佐々木勉代表取締役社長兼CEO
●設立=2001年9月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=516万1,350株(上場時)
●筆頭株主=佐々木勉(上場前52.27%)
●公募株式数=15万株
●売出株式数=2万2,500株(オーバーアロットメントによる売出し)
●仮条件=6月25日に決定
●ブックビル期間=6月29日から7月3日まで
●引受証券=野村(主幹事)、大和、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、マネックス、西日本シティTT、岡三、岩井コスモ

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.6 1,160 116 41.11 0
2019.6 1,399 247 36.64 0
2020.6(予) 1,641 398 65.99 0
※単位100万円、1株利益は円

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