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IPO2022年5月30日

新規上場紹介 ジャパンワランティサポート 6月23日 グロース 住宅設備機器のあんしん修理サポート

ジャパンワランティサポート(7386)が6月23日、グロース市場に新規上場する。

ジャパンベストレスキューシステム(2453・P)の子会社。創業以来一貫して家電や住宅設備機器を製造、販売する事業者と提携し、住宅設備機器の延長保証事業を展開。故障による修理対応や不具合の解決をサポートする「あんしん修理サポート」などを運営している。

事業者と業務委託契約を結び、新品の住宅設備の修理業務を代わりに実施。エアコン、システムキッチン、ガス給湯器、温水洗浄便座、システムバスなど幅広い。メーカー保証期間を含む最長10年間をサポート。住宅設備購入の際に会員になれば、サービス規程内の故障ならば利用者の自己負担はなく、部品代、出張代、作業代すべて無料。修理受け付けは自社コールセンターで24時間365日対応する。

このほか、カギの紛失や水回りトラブルなどに緊急で駆け付ける「あんしん住宅サポート24h」、中古住宅設備の延長保証「リユース修理サポート」も展開している。

有効会員数は右肩上がりで増えている。2022年4月末現在で126万件、23年9月期までに150万件を目指す。専用アプリ「とらぶる直太朗」で会員証の代替と、アプリ経由の修理依頼、ウェブカメラを活用した問い合わせを可能にしている。

コロナ禍でのライフスタイル変化を背景に、住宅市場の規模は新築、中古、リフォームとも維持され、需要は安定的に推移する見通し。このため、住宅設備メーカーや商社、新築住宅事業者、家電量販店、全国規模で展開する住宅仲介事業者、リフォーム事業者らへ営業を展開する戦略をとっている。

今後、住宅設備機器だけでなく家全般、生活全般の課題解決となるサービスやコールセンターに蓄積された情報を活かした新サービスを開発する予定。後者は不具合の情報がコールセンターに集約されるため、独自に分析して会員や住宅設備供給事業者、メーカーに有益なサービスを開発していく。(HS)

概要

●事業内容=住宅設備機器の延長保証事業
●本社=東京都千代田区大手町2-1-1大手町野村ビル
●代表者=庄司武史代表取締役社長
●設立=2010年3月
●上場前資本金=1,000万円
●発行済み株式数=209万7,000株(上場時)
●筆頭株主=ジャパンベストレスキューシステム(上場前79.37%)
●公募株式数=9万7,000株
●売出株式数=54万3,000株(ほかにオーバーアロットメントで9万6,000株)
●仮条件=6月3日に決定
●ブックビル期間=6月7日から13日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、大和、野村、東海東京、SBI、楽天

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.9 1,057 449 146.80
2021.9 1,251 493 160.05
2022.9(予) 1,443 505 161.75
※単位100万円、1株利益は円

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