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IPO2022年11月22日

新規上場紹介 スマートドライブ 12月15日 グロース データ解析で車をクラウド管理

スマートドライブ(5137)が12月15日、グロースに新規上場する。

走行中のGPSデータ、加速度センサーデータなどのモビリティデータを収集・解析し、車両のクラウド管理、安全運転管理や、関連業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化につなげる事業を展開。車載用のハードウエアからデータ解析基盤、Web/モバイルアプリ、アルゴリズム、AI開発まで一括して自社で行っている。

マルチデバイスで業務車両と管理者をつなぎ、安全運転や営業効率・車両稼働率の改善などに役立てる法人向けクラウド型車両管理サービス「SmartDrive Fleet」が事業の主力。

「SmartDrive Fleet」は走行車両の位置を把握して指示を出せるリアルタイムGPS管理機能のほか、長時間労働や私的な利用を可視化できるコンプライアンス強化機能、危険運転を自動検知し走行ごとに管理者へ通知できる安全運転診断機能などを持つ。運転席のシガーソケットに装着して管理画面やスマホアプリにログインする自社製IoTデバイスのほか、他社製のドライブレコーダーや車載用Wi-Fiルーターとも連携して利用でき、社員が業務で車を運転する中間流通、不動産、訪問介護など幅広い業種の企業が活用。導入実績は今年6月現在で800社を超える。

自動車メーカーやカーリース社に向けては、それぞれの法人顧客への車両管理サービスに充ててもらうため、「SmartDrive Fleet」をOEМで提供している。提携先はスズキ、ホンダなど大手がそろう。保険会社には収集した走行データに基づき、将来に事故を起こす確率を算定できるAIモデルを提供している。

交通渋滞や交通事故が社会的課題となっている東南アジアにも進出。マレーシアに現地法人を持ち、現地の日系企業などに安全運転を促すサービスに取り組んでいる。現状は人材採用と広告宣伝活動、既存のサービス強化、ソフトウエアの開発投資に積極的で、業績は赤字が継続。2023年9月期の売上高は前期比42%増、経常損益8,300万円の赤字(前期は3億200万円の赤字)と損失縮小を予想している。

上場により調達した資金は車載デバイスの先行調達資金、広告宣伝費など事業拡大に伴う運転資金、ソフトウエアなどの研究開発費に充てる。(YY)

概要

●事業内容=モビリティデータを活用した各種サービスの提供
●本社=東京都千代田区有楽町1-1-2
●代表者=北川烈代表取締役社長
●設立=2013年10月
●上場前資本金=1億750万円
●発行済み株式数=603万9,830株(上場時)
●筆頭株主=OМU(上場前46.78%)
●公募株式数=22万3,400株
●売出株式数=123万1,500株(このほかオーバーアロットメントで21万8,200株)
●仮条件=11月29日に決定
●ブックビル期間=11月30日から12月6日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、大和、SBI、松井、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、楽天

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2021.9 827        ▼321       –
2022.9 1,254        ▼302       –
2023.9(予) 1,782            ▼83       –
単位100万円、▼は赤字

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