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IPO2021年7月19日

新規上場紹介 フューチャーリンクネットワーク 8月20日 マザーズ 地域の魅力を最大限情報発信

フューチャーリンクネットワーク(9241)が8月20日、マザーズに新規上場する。

地域情報プラットフォームを起点に、事業は3セグメントに分かれている。まず、店舗紹介やイベント、コミュニティ情報など地域ならではの魅力を発掘し、さまざまな手法で伝える地域情報流通事業。地域の中小事業者を対象に、地元の専門スタッフが情報発信を支援する。配信先は地域情報サイト「まいぷれ」をはじめとして、各種ソーシャルメディア、地上波テレビデータ放送、デジタルサイネージなど多岐にわたる。

本社のある千葉県船橋市付近は直接運営しているが、他の地域は営業、編集機能を担うパートナー企業と協業体制を取っている。7月1日現在、全国148社のパートナーと46都道府県736市区町村で事業を展開している。収益は地域の中小事業者から月額課金で情報掲載、プラットフォームへの参加料を徴収するほか、各地の運営パートナーから加盟料、ロイヤリティを受け取る。

次は公共ソリューション事業。地方自治体や国に官民協働のソリューションを提供する。官民の情報を一元化して地域情報を取得できるメディア「官民協働ポータル」、地域共通ポイント「まいぷれポイント」、ふるさと納税の業務支援などを行っている。

3番目は特定の地域にマーケティングを行いたい企業への支援事業。「まいぷれ」を活用したエリアプロモーションとして、情報発信だけではなく販促物制作やイベントの企画、運営まで幅広く手掛ける。

今後は直接地域の中小企業と接点をもつことを強みに、魅力的なコンテンツを配信するメディアとしての価値向上や提案力向上、公共ソリューション分野の拡充などで成長を図っていく。

2021年8月期の業績は売上高13億4,900万円(前期比18.9%増)、営業利益8,700万円(同97.4%増)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の構築・運営、ふるさと納税支援業務および官民協働ポータル・地域共通ポイント運営などの官民協業事業受託・マーケティング支援業務
●本社=千葉県船橋市西船4-19-3
●代表者=石井丈晴代表取締役
●設立=2000年3月
●上場前資本金=1億3,450万円
●発行済み株式数=78万3,000株(上場時)
●筆頭株主=株式会社石井本店(上場前39.26%)
●公募株式数=8万株
●売出株式数=16万2,500株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が3万6,300株)
●仮条件=7月29日に決定
●ブックビル期間=8月 2日から6日まで
●引受証券=岡三(主幹事)、SBI、SMBC日興、ちばぎん、楽天、エイチ・エス、むさし、東海東京、極東、東洋、松井、マネックス、水戸

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.8 1,074 9 24.38 0
2020.8 1,134 42 56.17 0
2021.8(予) 1,134 83 108.76 0
※単位100万円、1株利益は円

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