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IPO2022年7月11日

新規上場紹介 日本ビジネスシステムズ 8月2日 スタンダード MSでクラウド構築支援

日本ビジネスシステムズ(5036)が8月2日、スタンダードに新規上場する。

独立系のクラウドインテグレーター。マイクロソフト(MS)社製品を中心に、クラウドサービスの導入、利活用支援を行う。コンサルティングから構築、利活用促進までを一気通貫で提供できることを強みに、大手企業を中心とした取引の拡大を実現してきた。「マイクロソフトジャパン パートナーオブザイヤー」を9年連続受賞。今年4月にはMSの「Azure」の最上位パートナープログラムを取得した。

コロナ禍で企業のクラウドシフトやDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速するなか、国内外のクラウド製品に精通し、豊富な導入・運用実績を持ち、マルチベンダーとしてスピーディーかつ最新のクラウド利活用を提供できる体制を整えている。クラウドとオンプレミスのハイブリッドクラウドにより、顧客の状況に合わせたクラウド活用の提案、サービス提供をしている。

事業は「クラウドインテグレーション」「クラウドサービス」「ライセンス&プロダクツ」の3セグメント。売上高の6割以上が「ライセンス&プロダクツ事業」になる。「クラウドインテグレーション事業」は顧客のクラウドDX計画策定、コンサルティングからクラウド製品や周辺サービスの導入支援、環境構築サービスを提供する。コロナ禍での投資見送り案件が再開するなど復調傾向にある。

「クラウドサービス事業」は保守、運用、改善を請け負う。安定収益事業である保守・運用に加え、周辺サポートアプリを加えたマネージドサービスで需要拡大を見込む。「ライセンス&プロダクツ事業」はMSの「Azure」「M365」「D365」をはじめとしたクラウドソリューションとライセンス、関連機器をリセールして提供する。顧客のクラウド化が進む中、順調に成長している。

2022年9月期の業績は売上高854億4,400万円(前期比13.9%増)、営業利益35億1,300万円(同54.5%増)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=マイクロソフト製品を中心としたDX計画策定からクラウドによる効果創出までの一貫したITサービスの提供
●本社=東京都港区虎ノ門1-23-1
●代表者=牧田幸弘代表取締役社長
●設立=1990年10月
●上場前資本金=5億3,963万5,000円
●発行済み株式数=2,418万3,200株(上場時)
●筆頭株主=ロマネ(上場前40.23%)
●公募株式数=243万8,000株
●売出株式数=オーバーアロットメントで36万5,700株
●仮条件=7月14日に決定
●ブックビル期間=7月15日から22日まで
●引受証券=三菱UFJモルガン・スタンレー、みずほ(共同主幹事)、野村、SMBC日興、東海東京、SBI、岡三、岩井コスモ、東洋、むさし

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.9 68,247 1,822 44.17 10
2021.9 74,954 2,363 79.51 20
2022.9(予) 85,444 3,551 108.42 30
※単位100万円、1株利益・配当は円

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