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IPO2022年11月21日

新規上場紹介 AnyMind Group 12月15日 グロース アジアで急成長中のマーケティングテック企業

AnyMind Group(5027)が12月15日、グロースに新規上場する。3月に上場予定だったが、株式市場の動向などを勘案し延期していた。

アジア・中東を中心に世界13カ国・地域にて事業を展開。生産管理からEC構築・運営、マーケティング、物流管理などのソリューションをワンストップで支援するプラットフォームを提供している。

事業領域は「ブランドコマース」と「パートナーグロース」の2つ。前者はブランド運営事業者向けにインフルエンサーマーケティングの企画・推進・管理を行う「AnyTag」をはじめ、物流管理を支援する「AnyFactory」などを提供しており、全社売上収益の5割弱(前12月期)を占める。クロスボーダーや海外案件も手掛け、取引実績は1,000社超、そのうち75%が海外顧客となっている。

パートナーグロース領域は、パブリッシャーのメディアパフォーマンス改善、動画クリエイターの活動やマネジメントに関連するソリューションを提供。こちらも海外顧客が大半を占める。このほか、従業員の勤怠管理ツールの提供やエンジニア人材などの採用支援を行う人事部門向けソリューション「AnyTalent」をタイにて運営している。

既存サービスは、新規プロダクト開発やオペレーション改善による顧客基盤の拡大を目指す。中でもブランドコマース領域はクロスセルによる1社当たりの売上収益拡大を図る。創業当初よりアジア市場に注力しているが、海外展開地域についてもさらに拡大していく考え。(SS)

概要

●事業内容=ブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャーおよびクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供
●本社=東京都港区六本木6-10-1
●代表者=十河宏輔代表取締役CEO
●設立=2019年12月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=5,698万6,200株(上場時)
●筆頭株主=十河宏輔(上場前37.21%)
●公募株式数=88万5,300株
●売出株式数=180万4,200株(ほかにオーバーアロットメントで40万3,400株)
●仮条件=11月29日に決定
●ブックビル期間=11月30日から12月6日まで
●引受証券=みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー(共同主幹事)、SBI、松井、SMBC日興、岩井コスモ、岡三

業績推移(連結)

売上高 営業利益 1株利益 配当
2020.12 11,080 ▼524
2021.12 19,252 ▼213
2022.12(予) 24,589 ▼132
※単位100万円、1株利益は円。▼は赤字

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