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コラム2019年6月28日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.281 サントリーのマーケティング戦略に注目

「BOSS」から本格派コーヒー登場

世界3000以上の農園を見極め、優良なコーヒーをダイレクトトレードで販売している「ミカフェート」。一切の妥協を許さず、世界最高品質のコーヒーを追求し続けてきた代表の「コーヒーハンターJose. 川島良彰」氏は、その功績が認められ、今年のNewsweek「世界が尊敬する日本人100」に選出されました。

10年ほど前、取材で初めて飲んだ時のあまりの雑味の無さ、果実感に「今までのコーヒーは何だったのだろう…」とコーヒーの概念をひっくり返され、それ以来自分で飲むものはもちろん、実家へのお土産も、友人への贈り物も、ちょっとした差し入れにも、ミカフェートのコーヒーを購入しています。

都内には六本木や表参道などにカフェ&ショップが6店舗あるので、近くに出かけた際には必ず寄っているのですが、もっと気軽に毎日でもミカフェートのコーヒーが飲めたらな、と思っていたところに、サントリー(サントリー食品インターナショナル、2587)コーヒー「BOSS」と「川島良彰」氏が共同開発した「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション」が発売されたとの情報が飛び込んできました。750ミリリットル入りで希望小売価格298円(税別)と、ペットボトルコーヒーとしてはやや高めの価格設定ですが、ミカフェートのコーヒーが298円で飲めるとしたら、それは間違いなく破格値。しかも家でも職場でも、注ぐだけで至福の美味しさを味わえるとなれば買わない理由はありません。

「BOSS」ブランドの2018年年間販売数量は、若い世代や女性から支持されたボトルコーヒーの「クラフトボス」がけん引する形で、大台となる1億ケースを突破しました。これまでも、さまざまな顧客のニーズをとらえ、コーヒーに新たな価値を加え商品展開をしてきた「BOSS」シリーズ。今回の商品は、世界最高品質の「ミカフェート」という新たな付加価値で顧客層を広げ、売り上げへとつなげることが出来るのか、そのお味とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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