ここ数日、SNS(交流サイト)上でClubhouseと同じくらい盛り上がっていたのが帝国ホテル(9708・2部)の新規事業「サービスアパートメント」。3月15日～7月15日まで900部屋中99室を同サービスに割り当て、31平方メートルのツインタイプの客室『スタジオ』を月額36万円(税・サービス料込、以下同)で、34.0平方メートル+35.6平方メートルの『コネクティングスタジオ』を72万円、49.9平方メートル『プレミアスタジオ』を60万円で利用できるというもの。憧れの帝国ホテルでの生活に加え、駐車場、フィットネスセンター・プール・サウナ、朝食のパン、ラウンジでのコーヒー紅茶、各種ビジネスラウンジなどを無料で利用でき、1泊1万2,000円～という価格設定に、驚きの声が続々と上がっていました。

実際にサービス開始日2月1日に予約し全額前払いした友人は、月額3万円のランドリーサービスと月額6万円のルームサービスも併せて申し込んだそうで、それでも東京の一等地で上記サービス全て含めて1泊1万5,000円は破格値と、夏までのゴージャスなホテルライフに心ときめかせていました。近くにオフィスを構える友人も問い合わせをしようと専用番号に電話をかけたそうですが、何度かけても話し中でその注目度を実感したそうです。

帝国ホテルは2020年4～12月期の連結決算で、最終損益は86億8,500万円の赤字(前年同期は30億5,800万円の黒字)と発表。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外国人やビジネス客の利用が落ち込み、稼働率低迷が続く中で、今回の新規事業は今後どういった展開をみせるのか、他ホテルの動向と共に注目しています。