コロナ禍でキックボクシングの休会、再開を繰り返し早1年。せっせと育てていた筋肉の今や見る影もない凋落(ちょうらく)ぶりを、ジムでインストラクターをしている友人に伝えたところ、筋肉をはじめ、内臓や皮膚、爪、毛髪など、人間のカラダの様々な部位をつくるのに欠かせない重要な成分『プロテイン』を勧められました。

私が持っていたプロテインのイメージは、筋骨隆々の方が、さらなる筋肉増強のために摂取する栄養補助食品というものでしたが、最近はダイエットのために食事の一部をプロテイン飲料に置き換えたり、間食を腹持ちのよいプロテインバーにしたりと、気軽に摂取されているとのこと。また高タンパク質低脂肪ということから、女性や高齢者にも愛用者が増えているそうです。

プロテイン初心者の私には、たんぱく質はもちろん、女性にうれしい鉄や葉酸、ビタミンB群も摂れる『ザバス for Woman MILK PROTEIN脂肪0ミックスベリー風味』(明治HD、2269)を勧めてくれました。紙パック飲料でそのまま飲めるので、忙しく偏りがちな朝食のお供や、トレーニング後にピッタリなのだそう。早速購入すべくEC(電子商取引)サイトをのぞいたのですが、粉末をはじめ、ゼリー、バー、ヨーグルトなどの充実したラインアップと、バラエティに富んだ栄養成分やフレーバーにびっくり。こんなにも様々な需要があるのかと驚かされました。

プロテインブームがけん引し、2014年以降は毎年前年比2ケタ増で伸長を続け、20年も対前年比11.8%増の1,727億円(見込)と今後の継続拡大が予測されているたんぱく補給食品市場。とはいえ、プロテイン摂取者はいまだ日本人口の10%未満にとどまる中で、16年の発売から約5年で売り上げを10倍以上に拡大してきたプロテインNO.1ブランド『ザバス』は、今後さらなる訴求を続け、消費者の拡大へとつなげることができるのか、注目しています。