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IPO2019年11月20日

新規上場紹介 ウィルズ 12月17日、マザーズ 「プレミアム優待倶楽部」などの運営

ウィルズ(4482)が12月17日、マザーズに新規上場する。

上場企業と機関投資家および個人投資家をクラウド上でつなぎ、インタラクティブ(双方向)に情報の取得・交換ができる「株主管理プラットフォーム事業」を展開している。2004年にインベスター・ネットワークとして設立。翌年にIR(投資家向け広報)活動支援ツール「IRーnavi」をリリース。17年に現在の社名に変更した。

「プレミアム優待倶楽部」は上場企業の株主が株主優待ポイントと優待商品を交換できるほか、「WILLsVote」を通じて電子議決権を行使することができる企業ごとの株主管理プラットフォーム。また、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」として、各上場企業が発行する株主優待ポイントを「WILLsCoin」に交換して合算することで、3,000点を超える優待商品と交換できる。同社の収益はストック型のシステム利用料と、企業ごとに異なる商品交換期間に発生する株主優待ポイントの利用料で構成される。「プレミアム優待倶楽部」の導入社数は18年12月期末で26社、19年9月末で42社。

「IR-navi」は、機関投資家マーケティングプラットフォーム。国内外の機関投資家の株式保有状況が把握できる。国内の全上場企業および海外主要企業約3万2,000社の国内外機関投資家による株式保有状況を確認できるため、競合他社の保有状況との比較や投資スタイル別の投資家抽出ができ、潜在投資家のターゲッティングが可能。10万名を超える全世界のファンドマネージャー、アナリストのデータベースを備えている。収益はストック型のシステム利用料。顧客社数は18年12月末で231社、19年9月末で264社。

ほかに、統合報告書やアニュアルレポートなどの投資家とのコミュニケーションツールの企画、制作を行っている。

概要

●事業内容=機関投資家マーケティングツール「IR-navi」、個人投資家マーケティングツール「プレミアム優待倶楽部」の提供など
●本社=東京都港区虎ノ門3-2-2 虎ノ門30森ビル
●代表者=杉本光生代表取締役社長CEO
●設立=2004年10月
●上場前資本金=1億4,648万5,000円
●発行済み株式数=459万7,600株(上場時)
●筆頭株主=杉本光生(上場前31.76%)
●公募株式数=10万株
●売出株式数=22万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が4万8,000株)
●仮条件=11月27日に決定
●ブックビル期間=11月29日から12月5日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、大和、SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、マネックス、楽天、松井、エース、水戸

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2017.12 650 55 1.01
2018.12 1,161 107 34.71
2019.12(予) 1,600 266 44.28
※単位100万円、1株利益は円

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