4月1日の米国株式市場でNYダウは反落し、ナスダックは保ち合いとなった。
3月のISM製造業景気指数は50.3と2月の47.8から上昇し、市場予想の48.5も上回った。
内訳で価格指数が55.8と2月の52.5から上昇したため、インフレ圧力が高まっており、FRBによる利下げ開始が遅れると警戒された。

サンダース上院議員が、糖尿病治療薬「オゼンピック」が世界的に大ヒットしているデンマークの製薬会社ノボ・ノルディスクの最高経営責任者(CEO)と会って、値下げについて話し合いたい考えと報じられた。
週1回注射するオゼンピックの米国での定価は1カ月分で968.52ドル(約14万7000円)だが、「JAMAネットワーク・オープン」に掲載された調査結果は同薬が5ドル足らずで製造できると指摘したことが要因。
値下げ圧力の連想でイーライ・リリーが売られた。

ナスダックではマイクロン・テクノロジーはアナリストによる目標株価の引き上げたが好感された。
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは急落した。

NYダウ工業平均は前日比240ドル(0.60％)安の39,566ドル。ナスダック総合指数は前日比17ポイント(0.11％)高の16,396。S＆P500指数は前日比10ポイント(0.20％)安の5,243。

NYダウ採用銘柄はホームデポ、ボーイング、ハネウェルなどが売られ、3Mやマイクロソフト、シェブロンなどは買われた。上昇は9銘柄、下落は21銘柄。