4月16日の米国株式市場でNYダウは7日ぶりに小反発となったが、S＆P500とナスダックは3日続落だった。
パウエルFRB議長はインフレ低下には予想より時間がかかる可能性が高いとの警戒を示した。
ジェファーソンFRB副議長もインフレが予想通りに減速しない場合は現在の金融引き締め姿勢をより長期間維持することが適切だと述べた。

こうした中、ユナイテッドヘルスは第1四半期が8.6％増収となり、アナリスト予想を上回ったことで買われ、NYダウの上昇に寄与した。
その他、モルガン・スタンレーは第1四半期のトレーディング収入は予想を上回ったことで買われた。
一方、バンク・オブ・アメリカは第1四半期の純利益が前年同期比18％減だったため売られ、ジョンソン＆ジョンソンは売上高が予想を下回り下落した。

ナスダックは3日続落となり、テスラが3日続落となったが、エヌビディアとスーパー・マイクロ・コンピュータは反発した。

NYダウ工業平均は前日比63ドル(0.17％)高の37,798ドル。ナスダック総合指数は前日比19ポイント(0.12％)安の15,865。S＆P500指数は前日比10ポイント(0.21％)安の5,051。

NYダウ採用銘柄はジョンソン＆ジョンソン、アップル、ハネウェルなどが売られ、ユナイテッドヘルスやセールスフォース、ボーイングなどが買われた。上昇は11銘柄、下落は19銘柄。