3月26日(木)のマーケット
3月25日の米国株式市場は反発したが、米国からの停戦案にイランが同意することは難しいという見方から上値は重たかった。アームは新チップ「AGI CPU」の最初の主要顧客がメタ・プラットフォームズになると発表したことで買われた。生産はTSMCが担う。AMDはCPU製品の値上げが報じられ上昇した。イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXが、6月にも新規株式公開(IPO)し、750億ドル(約12兆円)規模の資金調達を目指していると報じられた。宇宙関連のロケット・ラブUSAやASTスペースモバイルが買われた。NYダウは前日比305ドル(0.66%)高の46,429ドル。NASDAQ総合指数は前日比167ポイント(0.77%)高の21,929。S&P500指数は前日比35ポイント(0.54%)高の6,591。
停戦期待で前場は一時426円高。だが、イスラエルが停戦前にイランの兵器関連を破壊する動きで、イランは紅海側のバブルマンデブ海峡を攻撃する考え。日本は原油輸入の迂回ルートを使用しにくくなるので日経平均は下げ幅を拡大した。東京海上が反落。キオクシアHDとアドバンテストが安い。一方、石油関連は買われた。武蔵精密は米運用会社の保有判明で大幅高。野村マイクロとキッコーマンはGS証券の投資判断引き上げで買われた。
スタンダード市場では、千代田化工建設が大幅安。原発関連の木村化工機と日本ギアが反落。地盤ネットは2日連続ストップ高。著名投資家の井村氏が共同代表のKaihouが取得していることが2月に開示され急騰したが、3月25日の「Forbes」が掲載し人気再燃。
グロース市場では、QDレーザが大幅安。テラドローンが反落。補助金不正受給指南報道のライトアップは連続ストップ安。リサイクル関連のリファインバースとアミタが買われた。ココペリはみずほ銀行が海外ビジネスマッチングプラットフォームを導入しストップ高。
日足チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。上ヒゲ部分ではパラボリックの陽転値(5万4162円)も捉えたが、上値は抑えられた。5日移動平均線(5万2898円)を割り込むことなく推移したが、上値を買い上がるには材料不足だった。早晩に一目均衡表の雲抜けを期待したい。
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注目記事 Pick up
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【外国人大量売りは“フェイクニュース”?】
日本証券新聞3月27日(金)紙面1面記事掲載
毎度おなじみ期末風景のカラクリとは…
外国人の売り止まらず!?
26日寄り前公表の財務省「対外及び対内証券売買契約等の状況」によると、3月第3週(16~19日)の外国人は「2兆5,097億円の大幅売り越し」となった(東証発表は26日引け後)。東証集計と財務省集計では各種基準が異なり、時に大きく相反することもあるが、おおむね共通した傾向を示す。東証ベースでは3月第2週の時点で「10週ぶりの売り越し」に転じており、さらなる売り越しで、海外勢の姿勢転換を印象付ける格好となっている。
年初から3月第1週まで9週間の外国人売買を追うと、先物は買い越し4週/売り越し5週で計9,281億円の売り越し。その一方で、現物株には買い越しが続き、計5兆4,358億円に達していた。目先で機敏に動く投機筋の一方で、海外年金などロングオンリーの資金は着実に日本株を買い増していたはずだったが、グローバルな波乱状況下では、ついに換金売り対象に転じたのか…。
とはいえ、季節性を踏まえれば、それほど悲観的になる必要はないのかもしれない。3、9月末の配当シーズンが近づくと、外資系証券は節税絡みで権利付き最終日までに現物株ポジションを本国から東京支店に移管して、落ち後は再び本国に戻すというオペレーションが活発に行われ、前者が「外国人売り」、後者が「外国人買い」にカウントされるようだ。どちらも需給面ではニュートラル要因に過ぎない。
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今日の市況概況
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3月26日(木)☆[概況/大引け]
大引けで買いが入り下げ幅を縮小

大引けの日経平均は145円安の5万3,603円、TOPIXは8ポイント安の3,642ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は234、下落銘柄数は1,322。出来高は21億682万株、売買代金は6兆6,956億円。
イスラエルのメディアがトランプ大統領が28日までに停戦を発表するかもしれないと報じたため、前場の日経平均は一時426円高の5万4,175円となった。
だが、イスラエルのネタニヤフ首相は24日、今後48時間でイランの兵器関連施設を可能な限り破壊するよう軍に指示した。
停戦により、戦闘が打ち切られる前に、できるだけ多くの標的を攻撃する狙いがあるとみられている。
そして、イスラエルからの攻撃に対して、イランの革命防衛隊はアデン湾と紅海を結ぶ「バブルマンデブ海峡」で新たな戦線を開くと述べたと報じられた。
サウジアラビアの東側のペルシャ湾の出口となるホルムズ海峡がイランにより封鎖されているため、日本はサウジアラビアの東西パイプラインを使い、西側の紅海からタンカーを出港させる迂回ルートを使い始めた。
しかし、イランにより紅海の出口となる「バブルマンデブ海峡」が攻撃されると、原油輸入が難しくなると警戒され、後場の日経平均は一時572円安の5万3,176円となった。
ただ、大引けで買いが入り、下げ幅を縮めた。
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