4月16日(木)のマーケット
4月15日のNYダウは反落、ナスダックは11日続伸。イランとの協議への期待で、NYダウも上昇して始まったが、持ち高調整の売りで一時254ドル安。終盤は下げ幅を縮めた。ナスダックは小幅高で始まり、その後はジリ高となった。NY証券取引所では医薬品のイーライ・リリーや建機のキャタピラー、光ファイバーのコーニングが売られた。一方、量子コンピューター関連のイオンキューとDウェイブ・クオンタムが続伸となった。エヌビディアが14日に、量子コンピューターの開発者が使う人工知能(AI)モデルを公開すると発表した。原理上生じてしまう計算ミスを素早く見つけ出すため、実用水準の開発を後押しすると期待されたことが寄与した。ナスダック市場に上場している量子コンピューター関連のリゲッティ・コンピューティングも続伸。ナスダックではテスラが高い。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が「テスラAIチップ設計チームがAI5をテープアウト(設計完了)したことを祝う」と投稿したことで買われた。AI5はテスラのヒューマノイドロボットと自動運転車両の中枢となる自社開発の演算チップで、マスク氏はAI5チップを生産するサムスン電子とTSMCに「生産を支援してくれてありがとう」と感謝を記した。NYダウは前日比72ドル(0.15%)安の48,463ドル。NASDAQ総合指数は前日比376ポイント(1.59%)高の24,016、S&P500指数は前日比55ポイント(0.80%)高の7,022。
トランプ大統領がイランとの戦闘について「非常にすぐ終結できると思う」と述べ、15日のS&P500とナスダックは最高値を更新。16日の日経平均も最高値を更新した。米オラクルのCEOが「データセンターへの対日投資の引き上げ検討」と発言し、フジクラやTDKが買われた。ダイキンは米エリオットの保有判明で大幅高。OKIや日清紡は野村証券が防衛関連として新規に「Buy」で上昇。半面、川崎重工は乗り換え対象となり下落。
スタンダード市場では、テクノフレックスが業績上方修正でストップ高。ワークマンはUV&酷暑対策新製品発表会を受けて買われた。BitcoinJは上場維持基準への適合で監理銘柄(確認中)指定解除となりストップ高。ネポンは上場維持基準に適合せず廃止通知で急落した。
グロース市場では、エコモットが防衛装備庁「海洋監視制御システムの研究」に参画でストップ高。noteが反発し、テラドローンが大幅続伸。カウリスは東京スター銀行が不正アクセス検知サービスを導入し大幅高。タイミーはワーカー9人による集団訴訟報道で下落。
日足チャート上では、上下に短いヒゲを伴う大陽線。2月26日に付けたザラ場高値の5万9332円も上抜き、史上最高値を更新。終値でも5万9500円台と大幅続伸となった。6万円の大台も目前に迫ってきたが、直近3日間の上昇幅が3015円となっており、25日移動平均線からの上方かい離率も9.48%と買われ過ぎ水準にあることから、スピード調整も視野に入る水準。
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注目記事 Pick up
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【日経平均 最高値 米・イラン 停戦協議延長に】
日本証券新聞4月17日(金)紙面1面記事掲載
6万円乗せからその先は…
米・イラン紛争終結への期待が日米株価を押し上げている。16日は日経平均株価が前日比1,384.10円高の5万9,518.34円となり、2月27日の最高値5万8,850.27円を約1カ月半ぶりに更新、その前日に付けた取引時間中の高値も払った。3月31日には取引時間中に5万558円まで売られたが、停戦・終結への期待を背景に12営業日で約9,000円、約18%強の急激な戻りからの高値更新となった。
15日の米国市場ではナスダック総合指数が11日続伸で、2025年10月29日の最高値を更新、S&P500は今年1月27日の最高値を更新して7,000ポイントの大台に乗せた。同日、トランプ大統領がイランとの紛争について「間もなく終結するだろう」とFOXニュースに述べたほか、ブルームバーグ通信が、米国とイランの2週間にわたる停戦について「期限の延長を両国が検討している」と報じたことなどが好感された。
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今日の市況概況
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4月16日(木)☆[概況/大引け]
1384円高の5万9518円と最高値更新。戦闘終結期待でグロース株物色

大引けの日経平均は1,384円高の5万9,518円、TOPIXは44ポイント高の3,814ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,003、下落銘柄数は506。出来高は23億3,769万株、売買代金は8兆6,660億円。
トランプ大統領が15日にイランとの戦闘について、「非常にすぐ終結できると思う。イランが賢明ならば、すぐに終わるだろう」と述べた。これを受け、米国ではS&P500とナスダックが最高値を更新した。
16日の日経平均も最高値を更新。
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