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コラム2026年4月24日

【本日のマーケット】4月24日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

4月24日(金)のマーケット                                                                   

4月23日の米国株式市場は反落。イランのガリバフ国会議長が、革命防衛隊の介入を受け対米交渉団を辞任したと報じられた。米国とイランの協議がさらに進まなくなると警戒され、NYダウは一時628ドル安となったが、その後は下げ幅を縮めた。クラウド業務管理ソフト大手のサービスナウは、中東で複数の大型​政府案件の契約締結が遅れ、第1四半‌期のサブスクリプション収入の伸びが圧迫されたと発表したため大幅安となった。セールスフォースも安い。半導体のテキサス・インスツルメンツは4~6月期の見通しがアナリスト予想を上回り、大幅高となった。NYダウは前日比219ポイント(0.89%)安の24,438、S&P500指数は前日比29ポイント(0.41%)安の7,108。

日経平均は反発。米インテルの4~6月期売上高見通しがアナリスト予想を上回り、イビデンが大幅高。ルネサスエレクが説明会で「テスターが足りない」と述べ、アドバンテストが買われた。台湾当局がファンドで1銘柄の上限を10%→25%に引き上げTMSCが買われたこともアドバンテストには好影響。NECは米アンソロピックと協業で上昇。キオクシアは反落し、任天堂が安い。第一三共は決算発表延期で大幅安。キヤノンは減益で下落。

スタンダード市場では、津田駒が10日ぶりに反落。santecが安い。ヨネックスの下げが目立った。岡野バルブは大幅続伸。英社のAI関連製品を日本で販売するアズジェントは3日連続ストップ高。マツモトはAI活用で「生徒別オーダーメイド教材」を共同検討で上昇。

グロース市場では、ドローン関連のACSLが3日続伸。パワーXが反発。グリーンモンスターがストップ高。直近新規公開株のバトンズと犬猫生活はストップ高。VALUENEXは反落した。アクセルスペースは続落となり、レナサイエンスは年初来安値となった。

日足チャート上では、短い下ヒゲを伴う陽線で高値圏での大引けとなった。5日移動平均線(5万9323円)がサポートラインとして機能しており、確りとした展開で史上最高値を更新した。25日移動平均線からの上方かい離率が7.41%となっていることから、一旦のスピード調整も想定されるところ。週足では、週足では、上下にヒゲを伴う陽線。5週連続陽線を示現して、前週からは高値・安値共に切り上げて上値追いの様相。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(5万9465円)も上抜いており、過熱感もうかがえる株価水準となった。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。今週もマーケットは大きく動きました。4 月 23 日(木)、日経平均は史上初めて6万円の大台に突き進んだのです。その価格帯での滞在時間はわずか 10 秒足らずだったかもしれませんが、大台達成には違いありません。この水準は決してゴールではなく、新たな歴史の始まりとなるに違いありません。

しかし同時に TOPIXは下落を続けています。日経平均が初めて6万円の大台に到達したその日、東証プライム市場に上場する銘柄数の9割は値下がりしていました。半導体関連株を中心として上昇する銘柄は驚くほどの上昇力を見せつけるのですが、そうでない銘柄は下がり続けるという極端なまでの「物色の集中化、二極化」が極まっています。

中東紛争は何度も停戦交渉の期限が延長され、解決への道筋が立てられない状況です。不透明感は極めつけですが、紛争当事者の根底に根強い宗教対立、世界観の対立があるだけに簡単には進みません。先行きを予測すら難しい状況がしばらくは続きそうなムードです。短期的な過熱感も生じており、しばらくは値固めの時期が続きそうです。その間は3月決算企業の決算発表を精査してゆく時間に充ててみようと思っています。

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注目記事 Pick up
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【どこまでもAI? インテルが新たな牽引役に浮上
日本証券新聞 4月27日(月)紙面1面TOP記事掲載 

関連株のイビデンが急騰

イビデン(4062・週足)

24日の東京株式市場では日経平均株価が22日の最高値を更新する一方、TOPIXがさえない展開。引き続きハイテク主導の相場が続いた。

にわかにAI・ハイテク相場の牽引(けんいん)役としてインテル(INTC)が浮上してきた。23日の米国で取引終了後に同社が発表した2026年第1四半期(1Q、1~3月)決算が市場予想を上回る好内容だった。時間外取引で株価は約15%の急伸。24日の東京市場ではインテル関連の筆頭銘柄、イビデン(4062・P)が前日比1,695円高の1万2,830円まで買われ、連日の上場来高値更新。

インテルはパソコン向けCPU(中央演算処理装置)で長年独占的な地位を保ってきたが、AIの波には乗り遅れていた。経営立て直しのため、米政府やエヌビディア(NVDA)、ソフトバンクグループ(9984・P)などから資金を得て、AI関連、ファウンドリー(半導体の受託生産)事業の増強を進めてきたが、その成果が目に見えて表れてきた。

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今日の市況概況
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4月24日(金)☆[概況/大引け] 

日経平均は終値ベースで最高値だが、TOPIXはもみ合い

大引けの日経平均は575円高の5万9,716円、TOPIXは0.2ポイント高の3,716ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は625、下落銘柄数は901。出来高は22億3,997万株、売買代金は7兆4,853億円。
日経平均は反発し、終値ベースでの最高値を更新した。(ザラ場最高値は4月23日に記録した6万13円)
米インテルの4~6月期売上高見通しがアナリスト予想を上回り、時間外取引で上昇したため、インテルに半導体パッケージ基板を納入しているイビデンは業績連動性が期待され大幅高となった。

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