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コラム2026年6月5日

【本日のマーケット】6月5日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

6月5日(金)のマーケット                                                                   

6月4日のNYダウは反発したが、ナスダックは小幅続落。イスラエルとレバノンが条件付きで停戦に合意したことを受け、米国とイランが和平合意に近づくとの見方が広がった。ユナイテッドヘルスは医療費の動向が改善したことに注目したバンク・オブ・アメリカが投資判断を引き上げた。AI開発のアンソロピックは、新規株式公開(IPO)の主幹事にモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループを起用することを決めたと報じられ、両社が上昇。宇宙インフラ企業のレッドワイヤーも高い。一方、ブロードコムはAI半導体の売上高見通しがアナリスト予想を下回り、マイクロン・テクノロジーやAMDなども売られたため、ナスダックは小幅安となった。マーベル・テクノロジーは続伸。NYダウは前日比874ドル(1.73%)高の51,561ドル。NASDAQ総合指数は前日比23ポイント(0.09%)安の26,830、S&P500指数は前日比30ポイント(0.41%)安の7,584。

日経平均は大幅続落。米半導体株安やレバノンの親イラン武装組織「ヒズボラ」がイスラエルとレバノンの停戦合意を拒否する姿勢も警戒された。12日にナスダックにスペースXが新規上場するが、購入資金捻出のための換金売りも不安要因。半導体関連が安いがプライム市場全体では上昇銘柄が多いため、TOPIXは底堅い。政府が2040年代までに原発を最大5基建て替えるとの目標で三菱重工やIHI、日本製鋼所が上昇。銀行株も高い。エディオンは反落。

スタンダード市場では、AIメカテックが大幅続伸。名村造船が反発。株価が調整していたフィンテック関連の菊池製作に値ごろ感からの買いが入った。蓄電池関連のFDKはストップ高。BitcoinJPNは続落。MLCC製造設備メーカーのヒラノテクシードは3日続落。

グロース市場では、3Dマトリックスが業績予想の上方修正で大幅高。衛星関連のアストロスケールとQPSは6日ぶりに反発。CINCは「AI誤情報チェック機能」を開発したことでストップ高。データセクションは反落、HPCシステムズは12日ぶりの反落となった。

日足チャート上では、寄付きが高値となる陰線。長い下ヒゲを引き、下値は6万5800円台まで下げ幅を広げた。終値は6万6500円台まで買い戻されたが、5月20日以来の5日移動平均線(6万7225円)割れとなった。高値警戒感からスピード調整の1日となった。週足では長い上ヒゲを伴う実体線の短い陽線。上値は6万9000円目前まで迫ったが、売り物に頭を押さえられた。高値波乱から利食い売りも多く出たが、ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(6万5795円)上を維持して週末を迎えた。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。最近はいつも同じことを堂々巡りで議論しているように思えてしまいます。日経平均がまたもや史上最高値を更新しました。水曜日にはなんと 68,000 円を突破しています。

あまりに上昇ピッチが速いので、株価の上昇は社会的な話題として取り上げられなくなっているようなところもあります。日経平均の話題以上にTOPIX も今週は新高値を更新して史上初めて4,000 ポイントを突破しました。

相場のリード役は引き続き半導体関連株です。これまで半導体関連株は2024 年から 2025 年にかけて、今と同じように何度も上昇波動を描いてきました。

そして今回、2026 年の場合は、同じ半導体株の上昇相場でも「AI に関する設備投資の本格的な業績相場」に移ったことを意味しているように思います。これまでとは意味合いが大きく異なっており、それだけに息の長い相場テーマになりつつあります。

決してバブル的な株価上昇ではなく、実際の利益成長が伴っている、しっかりした実需に基づく雄大な業績相場がスタートしているように感じられます。

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注目記事 Pick up
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【銀行セクター堅調 6月利上げ 確信深める
日本証券新聞 6月8日(月)紙面1面TOP記事掲載 

三井住友、三菱UFJが最高値

三菱UFJFG(8306・週足)

5日の東京株式市場では日経平均株価が大幅に続落、下げ幅は一時1,600円(2.3%)を超えた。急ピッチの上昇を続けてきたAI関連株に利益確定の売りが広がり、東京エレクトロン(8035・P)アドバンテスト(6857・P)イビデン(4062・P)などが下げを主導。一方、保険、銀行など金融セクターが堅調に推移、TOPIXは小幅安にとどまった。

6月15~16日開催の政策決定会合で日銀が利上げに踏み切るとみる向きは多かったが、3日の植田和男総裁の講演を踏まえ、市場はより確信を深めた格好だ。米国とイランの戦闘開始以降の原油高では景気下振れのリスクを意識しつつも、物価上振れのリスクをより警戒する必要があるとの見方を明確にし、「適切な金融政策運営によって、インフレが適切にコントロールされていくという市場の信認を確保することが重要」と述べている。6月の利上げを見送った場合のリスクを意識していると受け止められた。6月(0.25%の引き上げで1%)を含め、年内2回の利上げ実施が市場のコンセンサスとなってきた。

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今日の市況概況
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6月5日(金)☆[概況/大引け] 

続落。半導体関連は下落したが、プライム市場全体では上昇銘柄数の方が多い

大引けの日経平均は882円安の6万6,588円、TOPIXは2ポイント安の3,949ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,196、下落銘柄数は341。出来高は22億2,895万株、売買代金は9兆8,535億円。
日経平均は続落。米半導体株安やレバノンの親イラン武装組織「ヒズボラ」がイスラエルとレバノンの停戦合意を拒否する姿勢も警戒された。その他、12日にナスダックにスペースXが新規上場するが、購入資金捻出のための換金売りも不安要因となる。
加えて、ナスダック100指数の通常ルールでは上場後3カ月間を経て採用候補入りとなるが、5月に導入された新ルールの「ファスト・エントリー(迅速参入)」では、「時価総額が構成銘柄の上位40位以内」という大型IPOの場合は上場後、最短15営業日で組み入れることが可能になったため、リバランスの売買も上場後すぐ後に控えていて、動きが増幅される。

6月5日の東証では半導体関連が安い。
ただ、プライム市場全体では上昇銘柄が多いため、TOPIXは底堅さを見せた。

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