チャットプラス(598A)が7月15日、グロースに新規上場する。
「コミュニケーションによる感動を最大限に追求し、AIを駆使した全自動社会を最速で実現する」をミッションに掲げ、自社開発AIを活用したチャットボットシステムなどをSaaSのサブスクリプション方式で展開している。
チャットボットシステムは従来、電話やメールなどの有人対応で行っていた問い合わせ対応を自動化、省人化するもの。導入の容易さと高いコストパフォーマンスが特長で、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の基盤ツールや、マーケティング支援ツールとして利用されている。
生成AI活用拡大やコミュニケーション手段の変化、問い合わせ対応の効率化などを背景に企業のチャットボットへの投資意欲も高まっている。自動対話システム市場は、2024年度の182億円が30年度には508億円まで成長する見込み。
サービスは「ChatPlus」と「AI AgentPlus」。「ChatPlus」はあらかじめ用意された質問・回答の流れに沿って会話が進むシナリオ型と、AIを利用してフリーワードを解析して最適な回答をするフリーワード型の機能がある。さらに、LINEなどのアプリ画面にチャットを表示して一元管理する外部連携、有人チャットのサポート機能、効果特定やAIによる分析レポートの機能がある。
「AI AgentPlus」は「ChatPlus」に生成AIを連携させた。複雑な問い合わせの意図を適切に理解し、登録データからその場で回答を作成。応対品質向上に加え、改善案作成などの運用業務も実行する。
このほか、FAQ(よくある質問と回答)を自動作成し、その後の管理まで代行するヘルプサイト運用サービスの「FAQPlus」もある。AIによって担当者の労力を抑制できる。
企画から改善までを一体で行い、顧客ニーズを迅速に反映する開発体制を有する。長年の実績に基づく豊富な機能や、多様なニーズ、顧客に対応可能な幅広い価格帯と用途展開も強み。昨年6月時点で2,328件の導入アカウントがある。
26年6月期の業績は、売上高12億2,200万円(前期比19.6%増)、営業利益5億円(同35.4%増)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=問い合わせ対応を支援するチャットボットシステム(「ChatPlus」、「AI Agent Plus」)およびFAQシステム(「FAQ Plus」)の開発・提供
●本社=東京都千代田区丸の内2-7-2
●代表者=大江繭子代表取締役社長
●設立=2016年8月
●上場前資本金=1,000万円
●発行済み株式数=465万株(上場時)
●筆頭株主=マネーストレージ株式会社(上場前 35.08%)
●公募株式数=65万株
●売出株式数=50万株(ほかにオーバーアロットメントで17万2,500株)
●仮条件=6月25日に決定
●ブックビル期間=6月29日から7月3日まで
●引受証券=丸三(主幹事)、SMBC日興、岡三、東海東京、SBI、マネックス、松井、楽天、岩井コスモ、極東、東洋
業績推移(単独)
| 売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
| 2024.6 | 749 | 162 | 26.35 | 3(分割調整) |
| 2025.6 | 1,021 | 369 | 61.51 | 3 |
| 2026.6(予) | 1,222 | 492 | 80.5 | 3 |
| ※単位100万円、1株利益・配当は円 | ||||
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