ルクレ(648A)が10月15日、グロースに新規上場する。
「『記録』で世界をアップデートとする。」を掲げ、現場作業で写真撮影後の整理、共有、帳票化など多くの手作業を要する記録業務を、専用端末、アプリ、クラウド、AIを組み合わせ記録DX(デジタルトランスフォーメーション)サービスとして提供する。
サービスは建設現場の施工記録を対象とする「蔵衛門」(くらえもん)、保育、教育現場の子どもの成長記録を対象とする「みんなの写真屋さん」、自動車の修理、整備記録を対象とする「AITURBO」がある。
このうち、「蔵衛門」は累計導入社数は約11万社(うちクラウド契約は1万2,264社)に上り、建設許可業者48万社の4分の1相当に上る。2025年9月期の売上高は20億1,100万円の主力事業。建設現場で撮影した写真や図面確認などを、専用端末の「蔵衛門Pad」で記録、送信。関係者に「蔵衛門」クラウドで共有し、AIが情報を構造化して一元管理する。営業提案、オンライン導入、カスタマーサクセスを組み合わせ、企業規模を問わず利用できる。
1998年から提供している買い切りパソコンソフトの「蔵衛門御用達」シリーズが、長期にわたり事業を支え、強固な顧客基盤を形成した。この顧客を継続課金型の「蔵衛門プレミアム」へ移行し、継続的かつ安定的なストック収益を最大の成長ドライバーとしていく。
「みんなの写真屋さん」は保育園や学校などが撮影した写真を、保護者がオンラインで閲覧、注文できるサービス。現金集金や写真展示業務をデジタル化し、学校や保護者への戸別配送、多様なオンライン決済にも対応している。2025年9月期の売上高は9億300万円、年間利用者数は約21万人、利用者1人当たりの売上高は4,136円で、安定的な売り上げ基盤を形成しているものの、利益への貢献はまだ限定的。今後、利用者数と1人当たりの売上高の拡大、成長を図る。
さらに新領域としてAITURBOを今年6月にスタート。自動車整備業界では不正事件を背景に作業内容の透明性向上が求められている。AITURBOは修理工程で撮影した写真を起点に、工程や品質管理、案件管理に必要な情報を一元化するとともに、写真打刻とAIを組み合わせ、管理業務を自動化する。
27年9月期は売上高41億7,700万円(前期比20.3%増)、営業利益12億1,200万円(同76.2%増)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=デバイスAIクラウド型の「記録DXプラットフォーム」を提供
●本社=東京都港区北青山1-2-3
●代表者=有馬弘進代表取締役
●設立=1995年9月
●上場前資本金=3,000万円
●発行済み株式数=950万株(上場時)
●筆頭株主=TAK株式会社(上場前44.94%)
●公募株式数=50万株
●売出株式数=284万株(ほかにオーバーアロットメントで50万1,000株)
●仮条件=9月28日に決定
●ブックビル期間=9月29日から10月2日まで
●引受証券=野村(主幹事)、SBI
業績推移(単独)
| 売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
| 2025.9 | 2,920 | 341 | 29.55 | 8 |
| 2026.9(予) | 3,473 | 701 | 60.67 | 8 |
| 2027.9(予) | 4,177 | 1,212 | 91.73 | 24 |
| ※単位100万円、1株利益・配当は円 | ||||
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